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コカ・コーラ、ぐるなび/低アルコールメニューの提案で飲食店を活性化

日本コカ・コーラとぐるなびは11月24日、ソフトドリンクを活用したミックスドリンクの導入を通じて飲食店を支援する「ビバレージマネジメント」プログラムの提供を開始した、と発表した。

<ビバレージマネジメント イメージ>
ビバレージマネジメント

同プログラムは、低アルコール・ノンアルコールの飲料メニュー「ミックスドリンク」を飲食店に紹介し、業務支援を通じて、客数減少、客単価減少、人手不足に悩む飲食店を支援する取り組み。

日本コカ・コーラがメニューなど企画・マーケティングを担当。ぐるなびが全国16万1000店の加盟店に向け、低アルコール・ノンアルコールの飲料メニューを提案、利益改善につながるミックスドリンクメニューの効果を紹介し、飲食店の原価率の低減による利益の創出と来客数の増加を目指す。

<ミックスドリンク>
ミックスドリンク

海外の飲食ビジネスでは、飲料販売から得られる利益が重視されており、ドリンクメニューの品揃えや組み合わせ、売価・原価設定などを最適化して、利益を創出する「ビバレージマネジメント」の考え方が浸透している。

<日本酒とジンジャーエールのミックスドリンク「ジャポネール」>
日本酒とジンジャーエールのミックスドリンク「ジャポネール」

低アルコール・ノンアルコールの飲料は、材料をミックスして使うため、1杯当たりの原価が安く、しかも低アルコール・ノンアルコールのため、高アルコール飲料に比べ、多く飲め、注文数が増えるというメリットがある。欧州を中心とした都市部では、ノンアルコールカクテル「モクテル(注:「擬似」を意味する Mock と Cocktail を組み合わせた造語)」が流行の兆しを見せている。

<低アルコール飲料へのニーズ>
低アルコール飲料へのニーズ

また、ぐるなびが実施した調査によると、若年層・女性はアルコールに興味がないのではなく、飲食店での飲みたいメニューの少なさや、少々高くても低アルコール飲料が飲みたいという彼らのニーズに応えきれていない実態がある。

そこで、両社は利益率改善という飲食店側のメリットと、メニューの豊富さや低アルコール・ノンアルコールの飲料へのニーズといった消費者側のメリットをともに追求する同プログラムを推進し、2018年には100店舗への導入を図る。

現在30店程度のトライアルが行われ、ミックスドリンク導入により、年間で30万円利益を改善した店舗もあるという。

今後、飲食に特化した有益な情報を提供する講座「ぐるなび大学」(全国21拠点、年間のべ3000回を開催)において、随時「ビバレージマネジメント」のセミナーを実施予定。

「ぐるなび通信」などの飲食店向けメディアを活用した「ビバレージマネジメント」、「モクテル」などの訴求(約8万店舗を対象)を行う。

飲食店経営者向け情報誌「ぐるなび通信」(月1回、約8万店舗に配布)において、ミックスドリ
ンクのメリットを紹介する。

対象製品6SKU以上の取扱いのある店舗において、ミックスドリンクの展開実績に応じた表彰制度を継続的に実施することも計画している。

<ぐるなび高橋氏、山本光子執行役員、コカ・コーラ後藤副社長、ハフ氏>
ぐるなび高橋氏、山本光子執行役員、コカ・コーラ後藤副社長、ハフ氏

日本コカ・コーラの料飲ショッパーマーケティングのイアン・ハフグループマネージャーは、「若者のアルコール離れが言われているが、需給のギャップが生じ、魅力的なメニューが不足しているという現実がある。両社によって、付加価値が高く、飲食店の利益にもなるメニュー提案で飲食店を元気にしたい」と説明。

ぐるなびのプロモーション部門の高橋俊也グループ長は「ぐるなびはこれまで加盟店の集客、販促支援を行ってきたが、最近では店舗のIT化、人材定着など業務支援にも力を入れている」。

さらに、「若い女性はビール以外のノンアルコール飲料が充実しており、フォトジェニックな料理があれば、ビアガーデンに行きたいとのアンケート結果もあり、業態にとらわれないニーズの変化、非日常を楽しむなどし好の多様化という現代の流れがあり、これに今回の協業で応えていく」としている。

<若い女性がビアガーデンに求めるのはノンアル飲料の充実>
若い女性がビアガーデンに求めるのはノンアル飲料の充実

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