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ラーメン・カレー・定食/5月既存店売上いきなり!ステーキ26.6%減

2019年06月28日 13:50 / 月次

ラーメン・カレー・定食8社が発表した5月の月次営業情報によると、既存店売上高は、トリドール8.7%、王将フードサービス6.2%増、幸楽苑3.5%増、壱番屋0.4%増となった。

一方、リンガーハット4.3%減、ハイデイ日高3.2%減、いきなり!ステーキ26.6%減、大戸屋2.7%減と明暗を分けた。

<いきなり!ステーキ店舗イメージ>
いきなり

■トリドールホールディングス(2019年3月期:売上高1450億円)
既存店の売上高8.7%増、客数20.9%増、客単価10.1%減。

全店の売上高15.1%増。

5月は出店9、合計1014店。

売上面では、休日が前年と比べて祝日が2日多かったことによる曜日特性の影響がが2.8%程度あったものと推測している。

丸亀製麺は、前月に引き続き「うま辛担々うどん」を販売した。

また、テレビCMを放映するなど、引き続き売上・来客数増に向けた施策を実施した。

5月10日から毎週金曜日にソフトバンク・ユーザーを対象とした「SUPER FRIDAY」(「ぶっかけうどん(冷・温)」または「かけうどん(温)」の並サイズを一杯無料で対象者に提供)を実施した。

客数においては、上記の「SUPER FRIDAY」開催日は通常の平日の2倍以上になったことに加え、テレビCMにおいて前年同月比で出稿量を増やしたこと(約36%増)、前月末に人気テレビ番組に取り上げられたことが奏功し、前年比19.8%増(曜日特性調整後)と好調に推移した。

■王将フードサービス(2019年3月期:816億円)
既存店の売上高6.2%増、客数5.2%増、客単価952円(1.0%増)。

全店の売上高7.4%増、客数6.4%増、客単価951円(1.0%増)。

5月は出店0、退店1、5月末で728店舗。

これまで取り組んできた人材育成戦略が功を奏し、大型のゴールデンウイークに於ける店舗の受け入れ態勢を整えることができた。

また、販売促進活動として実施した「祝令和!生ビール乾杯キャンペーン」、プレミアム商品の「極王天津飯」のリニューアル、 公式アプリ会員に向けた「冷やし冷麺パック」プレゼントなど、予想を上回る出数となり、来店促進に大きく貢献した。

■リンガーハット(2019年2月期:469億円)
既存店の売上高4.3%減、客数6.5%減、客単価2.4%増。

全店の売上高1.3%減、客数3.8%減、客単価2.6%増。

出退店0、5月末全店807店。

■ハイデイ日高(2019年2月期:418億円)
既存店の売上高3.2%減、客数3.4%減、客単価0.2%増。

全店の売上高0.6%減、客数1.4%減、客単価0.7%増。

出店1、退店1、店舗数428店。

■幸楽苑(2019年3月期:売上高412億円)
既存店の売上高3.5%増、客数3.1%増、客単価0.4%増、店舗数494店。

全店の売上高6.0%増、客数2.3%増、客単価3.5%増。店舗数512店。

5月度も、期間限定商品の投入やTVCM、SNSなどの販促施策でPRしたことが奏功し、9カ月連続で既存店お客様数前年比がプラスとなった。

■ペッパーフードサービス(2018年12月期:売上高635億円)
ペッパーランチの既存店の売上高0.0%、客数0.5%減、客単価0.5%増。

全店の売上高7.9%増、客数7.9%増、客単価0.1%増。

国内店舗数163店。

レストラン事業の既存店売上高1.3%減、客数2.6%減、客単価1.3%増。

全店の売上高5.4%減、客数7.9%減、客単価2.7%増。

国内店舗数15店。

いきなり!ステーキの既存店の売上高26.6%減、客数26.5%減、客単価0.2%減。

既存店売上高が2018年5月から14カ月連続減少している。

全店の売上高25.4%増、客数24.8%増、客単価0.5%増。

国内店舗数459店。

5月は、映画「ゴジラ キング・オブ・モンスター」の公開を記念して、いきなり!ステーキとのタイアップキャンペーンを実施した。

5月16日より、いきなり!ステーキの一部店舗において、「いきなり!オイスター」として牡蠣の販売を開始している。

■壱番屋(2019年2月期:売上高502億円)
既存店の売上高0.4%増、客数1.0%減、客単価1.5%増。

全店の売上高0.7%増。

出店2、退店1。店舗数1481。

客数は、前年に比べ祝日が2日多かったものの、10連休中の従業員の休日確保等の観点から、約半数の店舗で1日臨時休業したことや、前年にカレーを取り上げたテレビ番組が放映された反動があったことにより、前年比1.0%減となった。

客単価は、3月よりポークカレーなどの価格を値上げしたことにより、前年比1.5%増だった。

■大戸屋(2019年3月期:257億円)
既存店の売上高2.7%減、客数6.4%減、客単価3.9%増。店舗数319店。

全店の売上高4.2%減、店舗数353店。

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