流通ニュースは、流通全般の最新ニュースを発信しています。





カジュアル衣料/11月既存店防寒着苦戦ユニクロ5.5%減、しまむら1.3%減

2019年12月09日 16:20 / 月次

カジュアル衣料4社の11月度の営業概況によると、ユニクロ(ファーストリテイリング)5.5%減、しまむら1.3%減と11月上旬の気温が高かったため、防寒衣料が苦戦し、前年同月を下回った。

西松屋0.8%増、ハニーズ3.4%増とプラスだった。

<ユニクロイメージ>
ユニクロ

■ファーストリテイリング(2019年8月期:売上高2兆2905億円)
既存店+Eコマース(既存店計723店舗)売上高5.5%減、客数3.3%減、客単価2.3%減。

直営店+Eコマース(直営店計771店舗)売上高5.8%減、客数3.3%減、客単価2.5%減。

出店4、退店5。直営店771店。

11月は、上旬は増収だったものの、商売規模の大きい「感謝祭」に気温が高かったことから防寒衣料の販売に苦戦し、既存店売上高は減収となった。

10月12日に日本へ上陸した台風19号により、352店舗が一時的に営業を停止。このうち、1週間以上営業できなかった1店舗を、既存店から除外して算出している。

■しまむら(2019年2月期:売上高5459億円)
既存店売上(ファッションセンターしまむらのみ)1.3%減、客数0.8%減、客単価0.2%増。

全店売上0.6%減。出店1、退店1で11月末現在店舗数1433店。

11月度は、スカートなどのトレンドアイテムを中心としたティーンズ衣料、あったか機能シリーズ「FIBER HEAT」の寝具、子供衣料などの売上が好調だった。

一方、11月度上旬は日中の気温が高く推移したことで、中綿ジャケットやタイツなど防寒衣料の販売が伸び悩み、売上は前年実績を下回った。

■西松屋チェーン(20日締、2019年2月期:売上高1381億円)
既存店売上高0.8%増、客数1.0%増、客単価0.2%減。

全店売上2.7%増、客数4.3%増、客単価1.5%減。

出店5、退店6で、11月度末の店舗数は1009店舗。

11月は、気温の低下に伴い客数が増え、秋冬物衣料や育児・服飾雑貨の売上高が伸びたという。

■ハニーズ(2019年5月期:売上高497億円)
既存店売上高3.4%増、客数1.3%増、客単価2.0%増。

直営店売上高3.7%増、客数1.7%増、客単価2.0%増。

出店6、退店0、11月末店舗数876店。

関連記事

月次 最新記事

一覧

最新ニュース

一覧