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イオンモール/中国に湖南省初出店含む3モール、2025年度海外50店体制へ

2021年05月14日 15:00 / 海外

イオンモールは5月14日、中国において新たなエリア湖南省への出店を決定するとともに、湖北省武漢市、浙江省杭州市にショッピングモールの出店を決定したと発表した。

<(仮称)イオンモール長沙茶塘>
イオンモール長沙茶塘

同社は、中国国内で4つのエリア、1北京市・天津市・河北省・山東省、2江蘇省・浙江省、3湖北省、4広東省でドミナント出店し、現在21モールを展開。今後は、既存店の収益力強化を図るとともに、さらに成長性の高い内陸部での出店を加速することで、2025年に中国国内29モール体制を計画している。

内陸部は、湖北省に加え、湖南省を新たな出店エリアと位置づけ、湖北省・湖南省を内陸部の核に、出店拡大を図る。

湖南省初出店となる「(仮称)イオンモール長沙茶塘(ちょうさちゃたん)」のオープンする長沙県は長沙市内の東三環線内側に位置し、企業誘致が進む長沙経済技術開発区に隣接している。

東西幹線道路「開元路」に接道し、三環線インターからも近く広域アクセスが良好で地下鉄3号線の終着駅「広生駅」とも隣接、交通環境に優れているという。

長沙市初の大規模駐車場を備えたエリア最大級の商業施設と、日系モールならではのノウハウを活かし、2024年の開業を目指す。

<(仮称)イオンモール武漢江夏>
イオンモール武漢江夏

2023年武漢市に開業予定の「(仮称)イオンモール武漢江夏(ぶかんえなつ)」は、長江の東側「武昌エリア」で初出店する。既存3モールは、武漢市の中央を流れる長江の西側に位置している。

物件地は武昌エリア南部に位置し、南北幹線道路「文化大道」と武漢市第4環状線が交わる場所にあり、広域からのアクセスに優れた環境。同モールは、4000台を超える大規模駐車場を備えた江夏区最大規模の商業施設となる予定だ。

<(仮称)イオンモール杭州銭塘新区>
イオンモール杭州銭塘新区

2024年浙江省杭州市にオープン予定の「(仮称)イオンモール杭州銭塘新区(くいしゅうせんとうしんく)」は、2021年3月、新たに杭州市東部に誕生した銭塘区に登場する。

2019年に設立された杭州銭塘新区を由来とし、杭州市西部のアリババを中心としたデジタル産業と並び、東部において半導体、ICチップなどの世界級スマート製造業を担う、杭州市発展のエンジンと位置付けられている。

銭塘区には日系企業約120社が進出、日本人学校も創設されている。計画地周辺は2020年末に地下鉄7号線(最寄り駅「新鎮路」まで徒歩4分)が開通、さらに8号線、浙江省が進めるスマートシティ「未来社区」が建設中で、今後人口の増加や将来の発展が期待できるエリアだという。

イオングループは、2021〜2025年度中期経営計画で、海外事業を成長ドライバーと位置付けており、2025年度海外50モール体制を目指している。

<中国4つのエリアでドミナント出店>
中国4つのエリアでドミナント出店

■(仮称)イオンモール長沙茶塘
所在地:湖南省長沙市長沙県星沙街道
敷地面積:約11万5000m2
開店予定:2024年

■(仮称)イオンモール武漢江夏
所在地:湖北省武漢市江夏区
敷地面積:約10万6000m2
開店予定:2023年

■(仮称)イオンモール杭州銭塘新区
所在地:浙江省杭州市銭塘区義蓬街道
地面積:約8万9000m2
開店予定:2024年

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