J.フロント 決算/2月期営業利益15.8%減、SC好調も百貨店・デベロッパー事業減益

2026年04月14日 16:48 / 決算

J.フロントリテイリングが4月14日に発表した2026年2月期決算によると、売上収益4450億9400万円(前年同期比0.7%増)、営業利益490億1500万円(15.8%減)、税引前利益445億1500万円(20.2%減)、親会社に帰属する当期利益282億8200万円(31.7%減)となった。

J.フロント

百貨店事業の売上収益は2681億7500万円(1.7%増)、事業利益は309億円(9.1%減)、営業利益は298億5600万円(0.6%増)。

インバウンド需要が変動するなか、中期経営計画に基づく重点戦略を着実に推進。具体的には、松坂屋名古屋店で既存顧客の深耕や次世代顧客の獲得を目指す大型改装を引き続き推進し、本館と北館のリニューアルが完了した。大丸梅田店では、収益性向上を図る大型改装を2025年10月より着手している。

富裕層ビジネス分野での競争優位性を確立するため、各エリアにおいて顧客基盤拡大に向けた顧客開拓、催事・体験企画の充実などにも取り組んだ。大阪・関西万博オフィシャルストアで日本文化を体験する空間演出とともに、社員の目利き力を活かした有名作家やデザイナーズブランドと手掛けたアート作品やオリジナル商品を開発し、好評を得たという。

このほか、リテール事業の新たな成長に向けて、次世代スイーツブランドを他社と共同開発。2025年10月に2ブランドをオープンしたほか、共同出資によるオリジナルスイーツ販売運営会社を設立し、2025年10月に新ブランドをオープンした。

SC事業の売上収益は672億7700万円(4.4%増)、事業利益は140億700万円(9.9%増)、営業利益は136億6900万円(6.4%増)。

静岡PARCOの営業終了(2027年1月末予定)決定に伴い、事業整理損を計上したものの、営業利益が増益だった。

渋谷PARCOの大型改装を2025年9月に完了し、「ジョジョの奇妙な冒険」世界初の体験型公式ショップや、65年の歴史の中で豊富なIPを生み出してきたセガによる国内初となる旗艦店のオープンなど、国内・海外顧客からの支持拡大に向けた「グローバルニッチ」に基づく日本発のコンテンツを強化。この成果などを踏まえ、広島PARCOではエンタテインメントフロアをオープン、仙台PARCOでは開業来最大規模となる大型改装を実施している。

コンテンツ事業の拡大に向けて、これまで培った独自の目利き力と創造性、ネットワークを活用し、ゲームパブリッシング事業に本格参入。新レーベル「PARCO GAMES(パルコゲームズ)」では、パブリッシングタイトル第1弾として3作品の発売を開始した。

デベロッパー事業の売上収益は813億9300万円(10.2%減)、事業利益は73億8600万円(11.6%減)、営業利益は70億2300万円(14.2%減)。

名古屋市中区錦三丁目で開発中の「ザ・ランドマーク名古屋栄」にて、新たな商業施設「HAERA(ハエラ)」を2026年6月に開業することを発表。神戸エリアでは、商業施設とホテルから構成される複合施設「神戸旧居留地25番館」への出資を決定した。

2027年2月期は、売上収益4690億円(5.4%増)、営業利益470億円(4.1%減)、税引前利益420億円(5.7%減)、親会社に帰属する当期利益290億円(2.5%増)を見込んでいる。

J.フロント 決算/3~11月百貨店の国内顧客やSC事業堅調で増収、利益は2桁減益に

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