F&LC 決算/10~3月増収増益、中国スシローが大きく貢献

2026年05月08日 15:02 / 決算

FOOD&LIFE COMPANIES(F&LC)が5月8日に発表した2026年9月期第2四半期決算によると、売上収益2541億8200万円(前年同期比24.7%増)、営業利益280億8000万円(43.7%増)、税引前利益271億1900万円(49.0%増)、親会社に帰属する当期利益177億8800万円(49.9%増)となった。

<山本社長>
山本社長

不採算店舗を閉鎖している京樽事業を除き各セグメントで増収、すべてのセグメントで増益を計上している。

国内事業は、米価などの原価上昇を売り上げ増とデジロー導入などコストコントロールにより抑制した。海外事業では、出店や既存店の伸びにより売り上げが大きく成長し、オペレーション強化により販管比率が低下。結果として営業利益率が上昇したことが連結全体の営業利益額の増加、営業利益率の上昇に貢献した。

山本雅啓社長は同日開催された決算会見で「中国事業の力強い成長もあり、上期決算は計画以上で着地した。今後、国内外で出店を増やす。世界に『スシロー』の強み、中食にはない店舗に行くという体験価値を広げたい。海外では駐在員、本部人材の派遣を増やし、事業基盤を固めていく」と意気込む。

海外スシロー事業の売上収益は940億6600万円(60.0%増)、セグメント利益は127億6200万円(100.3%増)と大幅に業績を伸ばした。

100店舗体制を達成した中国事業が、成長をけん引した。

加藤広慎副社長は「中国大陸の100店舗体制は序章。日常食として支持していただけるよう、粗製乱造せず、人材育成、商品強化をさらに推進する。東南アジア、韓国事業も好調で、今期末には海外320店舗超となる見込みだ」と説明した。

台湾3、香港4、シンガポール1、タイ7、中国大陸29、インドネシア2の計46店舗を出店した。

国内スシロー事業の売上収益は1445億3900万円(12.0%増)、セグメント利益は122億9900万円(10.0%増)。既存店売上高は9%増だった。

「パペットスンスン」、「ジョジョの奇妙な冒険」といったIPコラボで若年層の取り込みに注力した。税込み110円のキャンペーンを実施し、価格訴求を強めた。

新居耕平専務は「国内スシロー事業は堅実に売り上げ、利益をあげ、それらを海外に投資できるよう屋台の骨を支えるのが役割。出店要件の精度を高め、標準店以外に小型店にもチャレンジするなど出店を継続する。IPコラボも好評で、狙った客層をとれている」と話している。

国内のスシロー店舗(テイクアウト専門店をのぞく)は出店3、閉店1で計661店舗となっている。

京樽事業の売上収益は112億9200万円(6.4%減)、セグメント利益は3億9200万円(763.8%増)。

京樽はEC販売の強化、不採算店舗の整理を推進。みさきブランドも引き続き旗艦店を基軸とした商品力・接客力の向上に努めた。

国内杉玉事業の売上収益は43億7200万円(10.9%増)、セグメント利益は1億2400万円(448.9%増)。

ブランド創設9年目に入り、国内総店舗数は100店舗を超え、直営・フランチャイズの両輪でさらなる店舗ネットワークの拡大に取り組んでいる。

3月末の店舗数はグループ計1231店舗体制となった。

通期は好調な上期の業績を受け、売上収益200億円、営業利益80億円、当期利益60億円をそれぞれ上方修正した。売上収益5050億円(17.6%増)、営業利益485億円(34.4%増)、親会社に帰属する当期利益300億円(30.8%増)を見込んでいる。

取材・執筆 鹿野島智子

スシロー/4月デジロー12店舗に導入、山梨県では初採用

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