H2O 決算/3月期減収減益、インバウンド売上高19.9%減

2026年05月12日 15:52 / 決算

エイチ・ツー・オー リテイリング(以下:H2O)が5月12日に発表した2026年3月期決算によると、売上高6802億1500万円(前年同期比0.2%減)、営業利益323億8600万円(7.0%減)、経常利益345億800万円(3.9%減)、親会社に帰属する当期利益299億5000万円(14.0%減)となった。
エイチ・ツー・オー リテイリング
中国からの訪日客の急減によるインバウンド売上高の減少や阪急本店リモデル工事に伴う売場閉鎖の影響を受け、減収減益を計上した。

一方、総額売上高は1兆1624億3100万円(0.2%増)と3期連続で過去最高を更新した。

百貨店事業の国内売上高は堅調に推移し、過去最高を更新。食品事業は、物価高に伴う商品単価の上昇が客単価の向上につながるとともに、価値訴求型と価格訴求型に分類した新店舗フォーマットの導入も奏功し、増収増益となっている。

百貨店事業の総額売上高は6210億3700万円(2.2%減)。利益面では、売上高の減少に伴う粗利益の減少に加え、POSレジの刷新に伴う一時的な費用増加が販管費を押し上げ、営業利益は237億8300万円(15.8%減)だった。

2025年5月にグランドオープンした川西阪急スクエアや11月に改装が完了した阪神梅田本店が好調に推移し、改装工事に伴う阪急本店売場閉鎖による影響を一部補完した。

一方で、前期のインバウンド需要の急伸に伴う反動や中国からの訪日客減少の影響によりインバウンド売上高が前期比19.9%減となっている。

食品事業の総額売上高は4324億5500万円(0.9%増)となり、売り上げ拡大に伴う粗利益の増加が、売り上げに連動する販管費の増加を吸収し、営業利益は100億2100万円(12.0%増)となった。

商業施設事業の総額売上高は300億8300万円(5.3%減)、営業利益は38億3300万円(2.2%減)。

前期に設備の保守管理・警備事業を行う子会社を譲渡した影響に加えて、イズミヤショッピングセンター松原・イズミヤショッピングセンター枚方の老朽化に伴う閉館の影響で、減収減益だった。

その他事業では、総額売上高は788億5500万円(22.5%増)、営業利益は75億3500万円(242.8%増)。

前期連結子会社となった寧波阪急商業有限公司(中華人民共和国浙江省寧波市)の業績が通期で寄与した。加えて、クレジットカード事業を運営するペルソナ、コンビニエンスストア事業を運営するアズナスなどグループ会社が堅調に推移した。

次期は、売上高7120億円(4.7%増)、営業利益325億円(0.4%増)、経常利益330億円(4.4%減)、親会社に帰属する当期利益230億円(23.2%減)を見込んでいる。

H2O 決算/4~12月営業利益12.6%減、インバウンド減・阪急本店の改装響く

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