ゼンショーHD 決算/3月期営業利益8.4%増、コスト増ですき家減益・はま寿司は好調
2026年05月12日 16:43 / 決算
ゼンショーホールディングスが5月12日に発表した2026年3月期決算によると、売上高1兆2640億5300万円(前年同期比11.2%増)、営業利益814億4000万円(8.4%増)、経常利益782億5700万円(8.9%増)、親会社に帰属する当期利益458億1200万円(16.6%増)となった。
コメ価格の高騰に加え、輸入牛肉や水産物などを含む原材料価格の上昇によるコスト負担増が事業運営に影響を及ぼしたという。
各セグメントの既存店売上高前年比は、「グローバルすき家」で4.3%増、「グローバルはま寿司」で15.5%増、「グローバルファストフード」で9.2%増、「レストラン」で9.8%増、「小売」で3.1%増となっている。
年度末の全店舗数は、1042店舗出店、1514店舗退店した結果、1万4947店舗(FC8235店舗含む)となった。
「グローバルすき家」の売上高は、3144億5400万円(6.3%増)、営業利益は93億1700万円(62.0%減)。112店舗出店、83店舗退店した結果、2650店舗(国内2000店舗、海外650店舗)となっている。
前期末に国内すき家の一部店舗で発生した異物混入事案を受けた安全衛生対策については、清掃の強化や老朽化が進んでいる店舗の計画改装等に引き続き取り組んでいるという。
「グローバルはま寿司」の売上高は、3202億7700万円(28.9%増)、営業利益は267億7100万円(25.4%増)。132店舗出店、5店舗退店した結果、862店舗(国内664店舗、海外198店舗)となっている。
日本と中国などに展開。新鮮な海産物を使用した寿司に加え、麺類やデザート、ドリンクなどのサイドメニューも充実させた。
「グローバル中食」の売上高は、2218億9500万円(5.7%増)、営業利益は273億7600万円(7.0%増)。761店舗出店、1306店舗退店した結果、8970店舗(FC8102店舗含む)となっている。
同セグメントでは、主に欧米で寿司等のテイクアウト商品を提供。26年3月期は、収益性や立地条件等を踏まえた店舗ポートフォリオの最適化を目的として、戦略的な出退店を実施した。
「グローバルファストフード」の売上高は1128億1800万円(8.3%増)、営業利益は33億1000万円(7.3%減)。31店舗出店、103店舗退店した結果、1145店舗(国内880店舗、海外265店舗、FC57店舗含む)となっている。
各業態の特性や成長性を踏まえ、業態構成の見直しや店舗運営の効率化を進めたという。その一環として、ハンバーガーチェーンの「ゼッテリア」への転換出店を進めるとともに、讃岐うどん専門店「瀬戸うどん」とカフェチェーンの「モリバコーヒー」を全店閉店した。
「レストラン」の売上高は1712億8100万円(9.7%増)、営業利益は129億9800万円(14.1%増)。6店舗出店、11店舗退店した結果、1181店舗(国内1180店舗、海外1店舗、FC76店舗含む)となっている。
ファミリーレストランの「ココス」では、季節感を重視したフェアメニューの積極的な導入による商品の強化、専門店にも負けない本格的な味の追求、サービス水準を高めるなど、業績の向上に努めた。
「小売」の当連結会計年度の売上高は、769億7700万円(1.2%増)、営業損失は10億2500万円(前年同期は営業損失17億9400万円)。6店舗退店した結果、120店舗となっている。
同セグメントは、関東中心に展開しているスーパーマーケット「マルヤ」、「ジョイフーズ」などのほか、青果販売等を行っている「ユナイテッドベジーズ」などを含む。
2027年3月期は、売上高1兆4240億円(12.7%増)、営業利益920億円(13.0%増)、経常利益840億円(7.3%増)、親会社に帰属する当期利益500億円(9.1%増)を見込んでいる。
流通ニュースでは小売・流通業界に特化した
B2B専門のニュースを平日毎朝メール配信しています。
