ABCマート 決算/3~5月増収増益、地方SCに出店拡大・インバウンド消費も増加
2026年07月08日 16:35 / 決算
エービーシー・マートが7月8日に発表した2027年2月期第1四半期決算によると、売上高1054億8300万円(前年同期比8.0%増)、営業利益203億1600万円(8.3%増)、経常利益210億3000万円(10.3%増)、親会社に帰属する当期利益142億9600万円(10.4%増)となった。
国内における売上高は779億5300万円(7.2%増)、セグメント利益は189億2200万円(7.2%増)。
著名なアーティストを起用した宣伝を強化し、ナショナルブランドの新作シューズとアパレルの販売を強化。商品展開は、ランニングやウォーキングシューズ、市場が拡大しているハンズフリーシューズ、インバウンド向け商品など多数展開し、プロパー販売を強化した。
物価高の影響で一人当たりの買い上げ点数に減少が見られる一方で、ナショナルブランドの高単価なスニーカーや本革ブーツ、スポーツアパレルの販売は好調。円安の影響も相まってインバウンドによる消費が増加したという。
地方郊外のショッピングセンターを中心に10店舗の出店、2店舗の閉店を実施。同期の店舗数は1115店舗となった。シューズとスポーツアパレルの売上を拡大していくため、集客力のある商業施設に「GRANDSTAGE」と「OSHMAN’S」の出店を拡大。インバウンド需要にも対応すべく、グローバルに認知度が高まっている「GRANDSTAGE」と「ABC-MART」の2バナーでの出店を進めた。
海外における売上高は289億1200万円(10.8%増)、セグメント利益は13億8700万円(29.2%増)。
業績について、為替は前年同期と比べ円安へ進行した。
韓国の売上高は179億500万円(13.1%増)。一昨年12月の戒厳令により前上期は消費が著しく減退したが、厳しい環境のもと、ランニングを強化した新しいGRANDSTAGE業態を中心に業態別の出店を進めた。中国や東南アジアからのインバウンド客も多かったという。
台湾の売上高は38億2100万円(14.5%増)。堅調な経済背景の中、大型ショッピングモールを中心に業績は堅調に推移している。
主にレザーシューズの製造販売を行っている米国の売上高は68億1400万円(0.9%増)。物価高と政府の関税政策の影響によりシューズマーケットにとっては不確実な状況が続いているが、直営チャンネルを中心に比較的堅調に推移した。
なお、ベトナム、フィリピンについては連結業績へ与える影響は軽微だという。
韓国において3店舗の新規出店、スクラップアンドビルドで6店舗の閉店を行ったほか、台湾とベトナムで1店舗ずつ閉店している。海外店舗数は、韓国317店舗、台湾63店舗、米国7店舗、ベトナム4店舗、フィリピン2店舗の計393店舗となった。
通期は、売上高4008億円(5.9%増)、営業利益656億円(3.7%増)、経常利益674億円(0.4%増)、親会社に帰属する当期利益464億円(0.1%増)を見込んでいる。
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