イオン 決算/2~5月営業利益33.6%増、ドラッグ・商業施設・アセアンがけん引
2026年07月10日 16:42 / 決算
イオンが7月10日に発表した2027年2月期第1四半期決算によると、営業収益2兆9419億8100万円(前年同期比14.6%増)、営業利益752億300万円(33.6%増)、経常利益635億8200万円(32.3%増)、親会社に帰属する当期利益138億900万円(前期は65億7000万円の損失)となった。
ヘルス&ウエルネス、ディベロッパー・エンタメ、アセアン事業がけん引し、通期予想に対し想定を上回る業績となっている。
ヘルス&ウエルネス事業は、営業収益6380億300万円(89.9%増)、営業利益266億9600万円(前年同期より182億4700万円の増益)。
ツルハグループ、ウエルシアグループともに40%増益と、統合シナジーを順調に実現している。
NBの共同調達やPB開発、物流効率化などが進んだ。
ディベロッパー・エンターテイメント事業は、営業収益1740億7200万円(9.2%増)、営業利益278億4700万円(前年同期より84億2100万円の増益)。
イオンモールは国内外ともに大幅増益だった。
国内の営業収益は1237億7900万円(7.0%増)、営業利益は233億6700万円(39.9%増)。「安・近・短」ニーズを捉えた体験型コンテンツが、好評を得ている。
イオンエンターテイメントは、非映画コンテンツによる動員数拡大やオリジナルグッズによる差別化が奏功し、大幅増益となった。
イオンファンタジーは増収増益。国内では「ちきゅうのにわ」「のびっこジャンボ」などの新業態をオープンしている。
海外では、イオンモールは中国・ベトナムともに国内を上回る利益成長を実現している。
中国では消費者ニーズに対応した既存モールの活性化が奏功し、客数が増加。ベトナムでは同国経済成長を取り込み堅調に事業を拡大している。
GMS事業は、営業収益9232億5100万円(3.9%増)、営業損失34億5500万円(前年同期より16億6800万円の減益)。
前年のコメ・野菜相場高による売上押し上げ効果がなくなり、食品が伸び悩み営業損失が増加した。
法人別では、イオンリテール、イオン北海道、イオン東北が減益。イオン九州、キャンドゥが増益だった。
スーパーマーケット事業は、営業収益7572億1900万円(0.4%減)、営業損失8億円(前年同期より77億5900万円の減益)。
前年のコメ相場高の反動減の影響、価格政策の強化で粗利が下がり、営業赤字を計上している。
ディスカウントストア事業は、営業収益1092億円(1.1%増)、営業利益2億5700万円(前年同期より15億5800万円の減益)。
売上高は伸びたものの、人件費の増加などで減益だった。
総合金融事業は、営業収益1515億9600万円(8.8%増)、営業利益181億8500万円(前年同期より47億7800万円の増益)。
国内外で取扱高・債権残高を拡大し、大幅増益となっている。
サービス・専門店事業は、営業収益1583億1500万円(2.6%増)、営業利益44億200万円(前年同期より3億5000万円の減益)。
イオンディライトは、人件費上昇は計画の範囲内で推移したものの、価格適正化や業務効率化による効果の発現が途上にあることに加え、成長投資に伴う販売費および一般管理費が増加し、減益だった。
国際事業は、営業収益1696億5300万円(11.9%増)、営業利益57億2200万円(前年同期より14億8400万円増益)。
マレーシア、ベトナムが好調で、中国事業の不振をカバーした。
通期は、営業収益12兆円(12.0%増)、営業利益3400億円(25.7%増)、経常利益2900億円(19.3%増)、親会社に帰属する当期利益730億円(0.4%増)を見込んでいる。
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