イオントップバリュ/ご飯の素・米飯冷食トレーなど新商品発売、土谷社長「米飯需要が回帰」

2026年08月31日 14:40 / 商品

イオンはこのほど、プライベートブランド「トップバリュ」の2026年度秋の新商品を発表した。

新商品を掲げる土谷社長(中央)、森副社長(左)、高橋本部長

新商品を掲げる土谷社長(中央)、森副社長(左)、高橋本部長※8月27日、都内で

代替原料を用いてチョコレートの風味を再現した「チョコか?」シリーズの新作、未利用原料を活用し食品ロス削減を目指す「もったいないをおいしく」シリーズの新作、コスパ抜群の冷凍ワントレー弁当、長期間保存しながら使える「冷凍納豆」など、トップバリュらしい「エコノミー&エコロジー」を推進するアイテムが今秋新たに登場する。

炊き込みご飯の素

今回、冷凍のまま米の入った炊飯器へ入れるだけで使える「ベストプライス 炊き込みご飯の素」(4種各税別358円、9月2日発売)を新たに打ち出す。

食を取り巻く環境が変化する中、日本の食卓を彩る米を、より手軽においしく楽しんでほしいとの思いから企画・開発したもの。日々の食卓に取り入れやすい簡便性が特徴。ほかの商品と魚介原料を共有することで、品質とコストを両立させた。

米の売価が落ち着く中、イオンでは米飯とセットで食べる商品のニーズが高まっているという。

土谷社長は「今、お米自体(の価格)が下がっているので、米飯のお供がすごく売れ始めてきている。例えばカレーだったり丼ものだったり、具やふりかけといったアイテムが売れており、お客様がご飯に回帰してきている。今後、どういう風に(商品開発へ)取り組むかを考えていかなければならない」と話す。

冷凍納豆

冷凍納豆

小袋包装で手軽に解凍・保存できる「冷凍納豆」(2種298円、9月2日発売)も登場する。味付けのない「きざみ納豆」と醤油味の「極小粒納豆」の2種を用意。小袋包装により豆の乾燥を防ぎ、製造日から12カ月の賞味期限を実現した。

納豆は国内において冷蔵流通が中心だが、賞味期限が短いため、遠隔地や海外への供給、家庭での使い切りに課題があった。実際に海外の小売店では、日本の納豆が冷凍コーナーに置かれている光景も見られる。

冷凍保管により長期保存を可能にすることで、沖縄などの離島や海外の需要に対応していく。従来のパック型容器に比べて冷凍庫内でかさばりにくく、必要な分だけ解凍できるため、家庭での食品ロス削減にもつながる。味付なしタイプは、離乳食や幼児食にも利用可能だ。

ペーストタイプの辛味調味料「ねりスコ」

ペーストタイプの辛味調味料「ねりスコ」

チューブ入りで手を汚さず使えるペーストタイプの辛味調味料「ねりスコ」(158円、9月15日発売)は、シビ辛・激辛ブームに合わせて開発したもの。発酵唐辛子のコク深い辛味と酸味を、料理につけたり、混ぜたりして手軽に楽しめるようにした。

「チューブタイプのスパイシーな調味料がかなり伸びてきている。その中で(トルティーヤを用いるような)南米系の食べ方(をする顧客)も増えてきている。チューブタイプの辛い調味料は今までなかったので挑戦した」(土谷社長)。

テックス・メックスの流行もあってか、米飯以外の主食を消費する行動も増えてきた。イオンでは現在、具材を巻いて楽しむ「トルティーヤ」の売上が前年比200%増(26年5月時点)を記録。ナンシリーズやピタパンの売上も、計画を大きく上回っているという。

「お客様は、ただ安いものを買うだけではなく、価値と価格を見極めながら、自分にとって納得できる商品を選んでいる。単に主食をとるのではなく、巻く・挟む・のせる・楽しく食べるといった、食べ方の自由度にも価値が広がっていると思う。私たちはこういった変化をきちんと理解して、商品開発を進めていきたい」(同)。

冷凍ワンプレート初の和風弁当3品目を発売

冷凍ワンプレート初の和風弁当3品目を発売

物価高・時短ニーズに対応した「冷凍ワンプレート」シリーズから、初の和風弁当3品目(各298円)を発売。いなり寿司弁当、のり弁当、赤飯弁当という和食の定番を、食べきりやすいちょうどよい量感と、手に取りやすい価格で展開する。

「チョコか?」新作とゲイシャコーヒー

「チョコか?」新作とゲイシャコーヒー

このほか、ティータイム向けの新商品もラインアップした。

カカオを使わずに作った代替チョコレート菓子シリーズ「チョコか?」から、マメ科植物(エンドウ豆、キャロブ)を原料とした新商品3種(258~498円、9月15日発売)を導入。チョコレートの香りや口当たりを再現した。エンドウ豆がコクやまろやかさを、キャロブがカカオのような香りや発酵感をもたらすのだという。

標高約2000mのコロンビアの高地で栽培した、希少性が高い「ゲイシャ種」を原料として100%使用したドリップコーヒー(8g×5袋598円、9月1日数量限定発売)もトップバリュから登場。ジャスミンやオレンジのような華やかな香りと酸味、キレのある、すっきりとした味わいのコーヒーとなっている。

デザート類では、「トップバリュベストプライス チーズデザート 茨城県笠間産栗」(128円、9月2日数量限定発売)、「平飼いたまごのカスタードプリン」(148円、9月16日発売)などを用意した。

取材・執筆 古川勝平

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