流通ニュースは、流通全般の最新ニュースを発信しています。





凸版印刷/アバター介し複数拠点で遠隔接客できるサービス開始

2023年01月30日 16:30 / IT・システム

凸版印刷は2月1日、アバターを介して複数の拠点で接客可能になるサービス「TOPPANアバターアテンドサービス」を提供開始する。

<サービスイメージ>

「TOPPANアバターアテンドサービス」は、遠隔地から店頭のサイネージに表示されるアバターを操作できるサービス。さまざまなシーンを想定したアバターのデータベースを用意しているため、簡単に導入可能だ。店頭誘客の効率化を実現する。

新型コロナウイルスの感染拡大を受け、テクノロジーを活用した非接触での接客に対するニーズが高まり、小売店での人手不足も喫緊の課題で、非接触対応と人手不足解消の両方を解決する必要があった。

そこで同社は、従来培ってきたメタバースやVRを始めとする先端表現技術を活用し、1人で複数拠点を非接触で接客できるサービス「TOPPANアバターアテンドサービス」を開発。「TOPPANアバターアテンドサービス」の導入により、リアル接客と同等以上の情報を非接触で生活者に提供しつつ、効率的な店頭誘客が可能になる。

<アバターのデータベース「アバシェルジュ」>

食品販売士、家電販売士、管理栄養士など各イメージのアバターを用意したデータベース「アバシェルジュ」を構築、操作できるアバターとして活用でき、既存キャラクターのアレンジやオリジナルキャラクターの作成も可能だ。

<遠隔で複数拠点の接客が可能>

凸版印刷が提供する専用スタジオから、1人が全国の遠隔拠点に対して接客が可能で、接客ノウハウに長けたスタッフを各店舗に配置する必要がなく、かつ非接触での接客を実現する。サービスの提供は大阪から開始し、福岡・東京に専用スタジオを順次開設する。

<サイネージにQRコードを表示して情報提供可能>

さらに、サイネージに表示されたQRコードを読み込むことで、詳細情報を得られる。レシピ情報やおすすめ商品情報などを提供することで、リアル接客以上の付加価値を取得でき、顧客満足度の向上や関連商品の購買につなげることが可能だ。今後はQRコードを介さず、アバター自体の読み取りを可能にする専用アプリの開発を予定している。

■凸版印刷の関連記事
凸版印刷/折り込みチラシとデジタル広告を最適化するサービス開始

関連記事

IT・システム 最新記事

一覧

最新ニュース

一覧