トライアル×スギ薬局/「東京リテールメディア研究会」設立、共通指標策定へ

2026年09月30日 16:31 / IT・システム

トライアルホールディングスとスギ薬局は9月30日、小売企業横断のリテールメディアネットワークの構築、効果検証方法の確立、共通指標の策定を研究する「TOKYO Retail Media Federation(東京リテールメディア研究会)」を発足したと発表した。

トライアルホールディングスとスギホールディングス

トライアルホールディングスとスギホールディングスが、1月に発表した戦略的協業の一環となるもの。

両社は東京・首都圏を中心に、リテール各社のメディア(サイネージ、アプリ広告、店内放送など)を横断活用することで、埋もれない情報伝達やリテールメディアのメディアパワーの実証・検証を行ってきた。

これまでのリテール横断でのPoC(概念実証)を通じて、横断的なリテールメディア活用の有効性が確認されたため、新団体の設立に至ったという。

従来の単体流通ごとの「販促費」ではなく、小売企業(売上高合計2.3兆円規模)横断のリテールメディアネットワークを構築することにより、「広告・マーケティングの在り方」を変革することを目指す。

研究会の発足に先立ち、2026年5月4日から5月31日まで、東京都、埼玉県、神奈川県、千葉県のスギ薬局、西友、トライアル計401店舗を対象に、サイネージおよび店内放送を横断して展開するPoCを実施した。

人流データを基に算出した4週間の重複除外後の推計ユニーク来店者数は約685万人となり、700万人規模の生活者へ接触できる可能性を確認した。

トライアルグループとスギ薬局の双方を利用した来店者は全体の約2.1%にとどまり、そのうちスギ薬局と西友の重複は約1.8%だった。

両グループの顧客層の重複が少ないことから、メディアを横断することで、リーチの重複を抑えながら接触可能な生活者を広げられると考えている。

今後、研究会では小売企業横断型リテールメディアネットワークの構築とその効果、「広告的価値」「販促的価値」両輪での効果検証方法の構築、TVCMにおけるGRP(グロスレーティングポイント)のようなリテールメディアにおける共通指標作りなどを進めていく。

■参画企業(※順不同・一部予定含む)
小売企業:トライアルカンパニー、西友、スギ薬局など
パートナー企業:unerry、東芝テック、SalesPlusなど

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