トライアル西友/千葉県初出店「浦安店」オープン、肉・魚の新惣菜ブランド初導入

2026年07月10日 14:36 / 店舗レポート

トライアルホールディングス傘下のSTリテールは7月10日、新フォーマット第4号店「トライアル西友浦安店」(千葉県浦安市)をオープンした。千葉県初出店となる。

「トライアル西友浦安店」オープンのテープカットの様子

「トライアル西友浦安店」オープンのテープカット(中央が出口直樹社長)

「トライアル西友」は、トライアルが持つITを利活用したスマートで効率的な購買体験の強みと、西友の都市型立地などの強みを融合させた新業態。首都圏における都市型GMS再生モデルの確立を目指している。

昨年11月にオープンした1号店の「花小金井店」(東京都小平市)では、業態転換後5カ月間(2025年12月~2026年4月)の実績として、前年同期比で売上高が約40%増、客数が約37%増を記録。2号店の「武蔵新城店」(神奈川県川崎市)では、転換後2カ月間(2026年3月~4月)の売上高が約55%増、客数が約48%増と大幅に伸長。4月にオープンした3号店「二俣川店」(横浜市旭区)も上記2店舗と同等の規模感で成長しているという。

トライアルHDでは、2029年6月期までに「トライアル西友」を首都圏に30店舗出店することを目標に掲げる。STリテールの出口直樹社長は「30店舗に向けて中身を作り込んでいる。今後さらに商品力を磨きながら展開を進めていく」と述べる。

酒コーナーの写真

酒コーナーは専門店のような規模を目指した

「浦安店」は東西線「浦安駅」前で47年間にわたって営業していた「西友浦安店」をリニューアル。改装前の約2万4000品目から約3万2000品目へと大幅に商品を拡充した。トライアルのPB「おいしくなれ!」や西友のPB「みなさまのお墨付き」も豊富にそろえる。

売場面積は約5289m2(約1600坪)。1階は生鮮食品や総菜、冷凍食品などに加え、専門店のような品ぞろえを目指した酒コーナーを設置。2階はグロサリーのほか、化粧品や日用雑貨、衣料品など非食品カテゴリーが集積し、ワンストップショッピングの利便性を追求する。

鮮魚の寿司

従業員を増やし店内製造の商品を充実させる

1階では、業態転換によって生鮮を強化した。今回のリニューアルで店舗の従業員を以前の150人から200人弱に増強。人手を増やして、精肉部門のインストア加工や、鮮魚部門の寿司といった部分を手厚くした。

精肉部門の肉惣菜ブランド「肉汁ダイヤモンド」の売場写真

精肉部門の肉惣菜ブランド「肉汁ダイヤモンド」を導入

さらに精肉・鮮魚部門が手掛ける新惣菜ブランドを初めて導入。精肉部門の肉惣菜ブランド「肉汁ダイヤモンド」は、「肉の旨みを、磨き上げる。」をコンセプトに、「とどろき牛入り名物メンチカツ」(376円)などを販売する。素材のおいしさを最大限に引き出す味付けと調理にこだわり、職人が監修した惣菜を取りそろえる。

鮮魚部門の魚惣菜ブランド「魚福菜」の売場写真

鮮魚部門の魚惣菜ブランド「魚福菜」も誕生

鮮魚部門による魚惣菜ブランド「魚福菜(うおふくさい)」は、「魚がうまいから、惣菜もうまい。」をコンセプトに、6種の天然だしを使用した「だし銀鮭のっけ弁」(税込645円)などをそろえる。

洋食の肉総菜ブランド「MEAT MY DAY」の売場画像

洋食の肉総菜ブランド「MEAT MY DAY」も開始

このほかにプロならではの調理技術で本格的な味わいを楽しめる総菜として、洋食の肉総菜ブランド「MEAT MY DAY」も初導入。ハンバーグやドリアなどをラインアップする。また、魚総菜ブランド「URO琥(うろこ)」も「トライアル西友」では初めて展開し、海老カツバーガーやサバの南蛮漬けなどを販売する。

2階の化粧品売り場の写真

化粧品を強化してファミリーや若年層を取り込む

2階にはグロサリーを集約しているほか、衣料品や日用品などの非食品を扱う。中でも化粧品のラインアップを拡充した。

出口社長によると、業態転換前の「西友浦安店」の頃は客層はシニア層が中心だったが、業態転換によってファミリー層や若年層も含めた幅広い層を取り込んでいく狙い。化粧品カテゴリを強化しているのもその一環。

2階の衣料品売り場の写真

2階の衣料品コーナーはインナーを軸にラインアップ

衣料品はインナーを中心に取りそろえる。トライアルのアパレルPB「リアルト」は扱っていないが、今後「トライアル西友」の店舗でも「面積にもよるが、(リアルトは)導入していきたい」(出口社長)とする。

「スキップカート」で商品のバーコードを読み込んでいる様子

「スキップカート」で商品のバーコードを読み込んでいる

デジタル技術の活用では、他の「トライアル西友」同様にセルフレジ機能付きの買い物カート「スキップカート(レジカート)」を設置。専用のプリペイドカードをスキャンして使用し、商品のバーコードを読み取りながら買い物を進める仕組み。専用ゲートを通過するだけでキャッシュレス決済が完了し、レジ待ちの解消につなげる。

店内のデジタルサイネージの画像

店内にはインストアサイネージを設置し商品を訴求

インストアサイネージも導入しており、売り場に合わせた映像や音声付きの店内一斉放送を実施。出来立ての惣菜の告知や季節に合わせた訴求コンテンツを配信し、より快適な買物環境を提供する。

「サイネージは積極的に導入を進めている。商品の売れ方などにおいてかなり効果を感じている」(出口社長)

■トライアル西友浦安店
所在地:千葉県浦安市北栄1-14-1
営業時間:24時間(年中無休)
売場面積:約5289m2(約1600坪)
商品数:約3万2000品目

取材・執筆 比木暁

トライアル西友/首都圏の競争激化、出口社長「非食品の強化が集客力向上の鍵」

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