タリーズコーヒー/初のベーカリー導入店舗「新宿サザンテラス店」8月7日オープン
2026年08月05日 16:58 / 店舗レポート
タリーズコーヒージャパンは8月7日、初のベーカリー導入店舗「PRIME FIVE TULLY’S COFFEE(プライムファイブ タリーズコーヒー) 新宿サザンテラス店」(東京都渋谷区)をオープンする。5日、メディア向けの内覧会を開催した。
プライムファイブは、タリーズコーヒーが掲げる「5つの最高」を発信するコンセプトショップ。上質なスペシャルティコーヒー体験とコミュニティーの提供を目指している。今回で全国3店舗目。時間を問わず、さまざまなシーンで利用してもらえるよう、豊富な商品ラインアップとくつろぎの空間を提供するという。
その日の気分で選べるエスプレッソをはじめ、軽やかな口あたりでエスプレッソを味わう「エアロカーノ」といった限定ドリンクも用意。ランチに適したボリューム感のあるホットドッグやパスタ、夜のニーズに寄り添うワインカクテル、ビールなどのアルコールメニュー、デカフェエスプレッソを使用したアフォガートパフェを取りそろえた。
今回はプライムファイブ限定メニューに加え、タリーズコーヒーでは初となるインストアベーカリーを店内に導入。焼きたてパンの香りが広がる空間の中で、こだわりのコーヒーとのペアリングを提案する新しい店舗となっている。
新宿サザンテラス店の開業について、内山修二社長は「我々としても新しいチャレンジで、今までのタリーズの価値はしっかり守りつつ、そこからもっと上質なタリーズ体験ができる、そんなお店を目指して今回オープンに踏み切った」と意気込む。
出店場所は、かつて「クリスピー・クリーム・ドーナツ」の国内1号店(2006~2016年営業)が注目を集めた区画でもある。競合がひしめく新宿の駅前立地だが、新しいタリーズを発信していく上で最適な場所であると判断したことから、この場所に出店を決めたという。
「たまたま良いご縁を頂いたというのが正直なところだが、新宿は世界有数のターミナル駅。この新宿で、これだけ大きな箱で場所を頂ける機会は、なかなか無い。明後日(8月7日)はタリーズコーヒーの29周年にあたる。30周年を迎えるにあたって丁度いいタイミングで出店できると思い、ここを選ばせて頂いた」(内山社長)。
コーヒーの競合各社がさまざまな業態に挑戦する中、タリーズコーヒーでは来たる30周年を見据えた中で、焼きたてパンの提供をスタートする。その目的はなにか。マーケティング本部の若林教二部長は次のように説明する。
「日々フードペアリングを研究するなかで、いつか焼きたてパンの提供をしたいという想いがずっとあった。コーヒーとパンの美味しさは無条件で人を笑顔にする。新宿でタリーズの今できる最高の提案をしていきたい」。
ベーカリーの導入に当たり、新宿の顧客が求めているものを見つけることと、人が足りない中で、どうすれば焼きたての美味しい状態でパンを提供できるか、オペレーションの確立に苦労したという。さまざまなパン屋に協力を仰ぎながら、実務で約8カ月かけて業態開発に取り組んだ。
「焼き方、提供の方法、見せ方に関して、我々は本当に初心者だった。そこが苦労した」と若林部長は振り返る。
オペレーションに関して、海外で発酵まで仕上げたパン生地を急速冷凍して日本に持ち込み、冷凍庫からオーブンに入れるだけで焼きたてパンを提供できるようにした。25年前、若林部長が前職で学んだ方法で、タリーズでも上手く活用できないかと、ずっと考えていたのだという。
粉から生地を仕込み、成形して焼き上げる「スクラッチ製法」を簡略化することで、より接客・サービスの向上に注力したい考え。
「どの従業員にもできるオペレーションであるし、最高に美味しい状態が保てるオペレーションだと思っている。お客様とのコミュニケーションに(時間を)充てたいと思った。カフェとしての存在プラス、ベーカリーの美味しさというものを両立させたいと思い、取り組んだ」(若林部長)。
1階にはレジとスタンド席を設け、フロア中央にはベーカリー商品が並ぶ。
ベーカリー商品の価格帯は税込250円~430円で全8品をラインアップ。若林部長によると、特に「発酵バタークロワッサン」(330円)と、つぶあんの甘さとクロワッサン生地の塩味が絶妙な「あんこギッフェリ」(380円)がおすすめだという。
このほか、パリパリのデニッシュ生地に濃厚なチョコレートを包んだ「パン・オ・ショコラ」(380円)、総菜系のパン「ほうれん草フェタチーズ」(430円)などをラインアップした。
2階がメインのイートインスペースとなっている。アイボリーやグレーを基調とした落ち着きのある内装で、自然光がしっかり差し込むようにした。窓際席、充電用のコンセント付きの1人用席、ソファ席と座席の種類も豊富だ。
フロアの奥には、タリーズ内でも珍しい小上がり席も設置。デザイナーの遊び心で用意したもので、子連れのファミリーがくつろいだり、新宿を訪れた旅行客が荷物を置いて楽に過ごしたり、さまざまな用途で使えるようにした。
2階階段付近の壁面には、世界のコーヒー産地(コーヒーベルト)を地図上に落とし込んだデザインを施し、タリーズコーヒーならではの世界観を表現した。
また、ベーカリー店舗の今後について、今のところ多店舗で展開するかは未定だという。
内山社長は「サザンテラスの店は今、詰め込めるだけ詰め込んだという状態。これからお客様の反応を伺いながら精査していく。どこを尖らせていくか試行錯誤しながら取り組んでいきたい。この店舗をまず成功させて、水平展開をこれから考えていく」と語った。
■PRIME FIVE TULLY’S COFFEE 新宿サザンテラス店
所在地:東京都渋谷区代々木2-2-1
TEL:03-6258-4848
営業時間:平日7時~22時、土日祝8時~22時※8月7日のみ10時オープン
席数:店内67席、テラス14席(全席禁煙)
取材・執筆 古川勝平
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アイスカフェラテ
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ソファ席
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小上がり席
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アールグレイクロワッサン(380円)
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1階の物販コーナー
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提供口の様子
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