神戸屋/アトレ恵比寿店をリブランディングの旗艦店に8月20日リニューアルオープン
2026年08月19日 17:12 / 店舗レポート
神戸屋は8月20日、「神戸屋キッチン アトレ恵比寿店」(東京都渋谷区)をリニューアルオープンする。19日報道向け説明会を開催した。
神戸屋は、創業108年を迎えた2026年、約40年ぶりとなるコーポレートロゴ・ブランドロゴ、店舗空間、スタッフのユニフォームを刷新するリブランディングを実施している。
ロゴは、長年親しまれてきた「ワシ」のモチーフを受け継ぎながら、パンを焼く火や挑戦を意味する「炎」のエッセンスを融合させた。ブランドカラーには「麦」と「光り輝く未来」を象徴するライトブラウンを採用した。
事業面をみると、2023年に包装パン事業を山崎製パンに譲渡。冷凍生地事業と直営事業に経営資源を集中させた新体制へと移行した。
現在は「第二の創業」として、新ステートメント「Be Playful」を掲げ、パンのある豊かな食文化創造企業を目指している。
「Be Playful」は、パン作りへの誠実さに自由な発想とユーモアを掛け合わせて、挑戦する姿勢を表現しているという。
桐山晋社長は、「第二の創業」への意気込みを次のように語った。
「コロナ禍で当社の存在意義を見つめ直し、大量生産モデルから脱却。パン本来の価値を高める方向へ事業を転換した。商品そのものの品質だけではなく、その背景にあるストーリーや、ブランドが持つ世界観への共感、体験価値を伝えることに集中する。今回のロゴ・ユニフォームの変更、Be Playfulな新商品など、戦前からパン文化を開拓してきた企業として、開拓者のエナジーを再燃させる取り組みを加速する」。
「神戸屋キッチン アトレ恵比寿店」は、リブランディングの旗艦店と位置付けている。「神戸屋キッチン」のロゴも一新し、こだわりのものづくりを受け継ぐとともに、進化する価値観をロゴや店舗に込めた。
店舗外観では、歴代店舗の資産である「白いタイル」を継承しながら現代的にリニューアルさせるために、ベージュの特注タイルを壁一面に使用している。
タイルはパンが焼き上がったような色味と自然な色ムラで、パンの手作りの風合いと味・品質・素材の良さを連想させる仕上がりとなっている。
また、木材はパン作りに欠かせない「めん棒」に使われるチェリー材を採用。過去のロゴマークにも使用され、なじみのある真ちゅうを、ショーケースや照明器具に取り入れている。
さらに、サンドイッチの製造工程などを見られるライブキッチンを併設している。
なお、旧店舗にあったイートインスペースは廃止し、パンの販売のみとなる。
商品面では、こだわり素材の使用、高い技術力を生かした同店・期間限定の5品を販売する。
パンの世界大会で二度(個人・団体)の優勝経験を持つ長田有起氏率いる開発チームが、「パン屋の本気の遊び心」をテーマに、特別な商品を開発した。
香り豊かなフランス産発酵バターとゲランドの塩を使用した「背徳の溺れバター塩パン」(税込み389円、8月20日発売)、「背徳の溺れバター塩パン」で具材をサンドした「グリエール&ロースハム」「サーモン&アボカド」(各1080円、8月20日~9月2日)を展開。
一般的な「バター塩パン」はロール状のものが多いが、「背徳の溺れバター塩パン」は生地にバターを閉じ込めるため、生地をリング状にし、型に入れて焼いている。
そのため、表面はカリカリでありながら、中にはしっかりバターが入っている。中はふんわり、かつジューシーで、バターの甘みを満喫できる味わいに仕上がっている。
スイーツパンでは、自家配合のカスタードとカスタードに生クリームを合わせたディプロマットクリームの2層を味わえる「クリームに溺れるシューデニッシュ」(756円、9月3日~9日)、自分でカラメルを自由に注入できる「窯出しプリンデニッシュ」(756円、9月10日から)を用意している。
オープンから3日間の8月20日~22日は、長田氏自らが同店でパンを焼き上げるスペシャルな期間となる予定。
■神戸屋キッチン アトレ恵比寿店
所在地:東京都渋谷区恵比寿南1-5-5 アトレ恵比寿本館3階
営業時間:8時~21時
リブランディング特設サイト:https://www.kobeya.co.jp/new-kobeya
取材・執筆 鹿野島智子
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