スギ薬局/トライアル店舗内に初出店、福岡・須恵店で調剤薬局を展開
2026年09月01日 14:02 / 店舗レポート
スギホールディングスとトライアルホールディングスは9月1日、「スーパーセンタートライアル須恵店」(福岡県)内にスギ薬局の調剤薬局をオープンした。
トライアルHDとスギHDは1月、戦略的協業を発表。トライアルグループの店舗にスギグループの調剤薬局・ドラッグストアをテナントとして出店することを目標に掲げており、今回の出店により、具体化した。
スギHDは、調剤薬局を全国1814店舗(2026年2月末現在)展開している。福岡県では、子会社ファルマウニオンの「すずらん薬局」などの屋号で出店しており、調剤薬局で「スギ薬局」ブランドを打ち出すのは今回が初めて。
スギHD SCM・DX・コーポレートブランディング担当の森永和也執行役員は、トライアルグループ店舗へのテナント出店の狙いを以下のように話した。
「トライアルグループはデジタル施策に強みを持ち、集客力も抜群で顧客接点を拡大できる。個人情報を除く購買データ、行動履歴などお互いのデータから、お客様の生活が見えてくることで、よりよい商品・サービスの提供につなげたい。また、スギHDは昨年九州に進出したばかりなので、九州で知名度の高いトライアルグループと一緒に情報発信できることも強みだ。須恵店は店舗規模や福岡空港からのアクセスの良さから、出店を決めた」
また、トライアルHD広報部は「当社にはない調剤薬局のノウハウをスギHDに提供していただき、一緒になってお客様の買い物利便性を高めたい」と意気込む。
約66m2とスギ薬局の調剤薬局として標準的なサイズの店舗となる。買い回りしやすいよう、レジのそばに位置している。
スギHD 調剤担当の浅香俊彦執行役員(「浅」は正式には旧字)は、他社との差別化ポイントとして「医療モールなどと違い、食品・日用品といった生活必需品を扱うトライアルグループ店舗に出店することで、待ち時間にワンストップで買い物できる利便性を提供できる。須恵店と飯塚店で実験を積み重ね、今後の出店や両社のシナジー創出につなげたい」と説明した。
調剤薬局は薬剤師2人、医療事務3人の5人体制で運営する。
「スーパーセンタートライアル須恵店」は、生鮮3品、総菜、スイーツ、日用品、トライアルグループのプライベートブランド「リアルト」など衣料品まで幅広くそろう。
EDLPで食品・日用品を販売するトライアルグループと、専門的な調剤機能を持つスギグループの連携により、日常の買い物と処方せん受け取りが1カ所で完結するワンストップショッピング環境を生活者に提供する。
なお、同日「スーパーセンタートライアル飯塚店」(福岡県飯塚市、調剤薬局面積約30m2)内にも、スギ薬局の調剤薬局をオープンした。
森永執行役員は「飯塚店は、周辺にある飯塚病院が院内処方から院外処方に切り替え、処方せん需要を見込める。飯塚市は、エリア的に広域からの集客も期待できる」と話した。
スギHDは2025年、主にインバウンド需要を狙ったドラッグストア業態「スギ薬局 博多駅東店」、「スギドラッグ 博多駅筑紫口店」を出店し、九州進出を本格化させた。今年10月には、天神エリアにも調剤薬局を出店する計画。
■スーパーセンタートライアル須恵店
所在地:福岡県糟屋郡須恵町旅⽯227-3
調剤薬局面積:約66m2
取材・執筆 鹿野島智子
スギ薬局/トライアル店舗内に調剤薬局をオープン、福岡の須恵店・飯塚店で9月1日から
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