家電5社/エアコン売上が失速、6月は猛暑の反動や天候不順で全社前年割れ
2026年07月08日 10:30 / 月次
家電業界全体で好調だったエアコンの販売にブレーキがかかっている。ヤマダホールディングス、ビックカメラ、エディオン、ケーズホールディングス、Joshinの5社が発表した6月の月次売上速報によると、エアコン売上高は5社すべて前年を下回った。5月は各社とも2倍以上の伸びを見せたが、ここにきて失速している状況だ。
ヤマダHDの6月のデンキセグメント売上高は前年同月比5.8%減。エアコン売上は、前年同期の早期梅雨明け・猛暑の反動に加え、今年の6月は台風などの天候不順により気温の上昇が鈍かったことから売上が前年を大きく下回り、全体実績を押し下げた。
ビックカメラの全店売上高は3.0%減。品目別では家庭電化商品は9.5%減で、特にエアコンは天候不順や前年の販売ピークの反動により、前年実績を大幅に下回った。
エディオンの全店売上高は7.9%減、直営店は9.1%減だった。エアコンは5月に118.2%増と大幅な伸びを記録したが、6月は11.4%減となった。
ケーズHDのグループ計売上高は9.7%減。エアコンは5月に133.2%増と2.3倍の伸びだったが、6月は28.1%減と大きく落ち込んだ。
Joshinのグループ合計売上高は11.9%減だった。5月に2.2倍の伸びだったエアコンは、25.3%減となっている。
家庭用エアコンの販売が5月まで好調だった背景として、来年4月に国の新たな省エネ基準によって、低価格・スタンダードモデルの商品が店頭から姿を消したり値上がりしたりする「2027年問題」が懸念されたことで、販売終了前に買い替えようという消費者心理が働いたとみられる。
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