三陽商会/平林新体制が5月末に誕生、大江新会長と「ツートップ体制」で業績浮揚へ
2026年04月15日 17:13 / 経営
- 関連キーワード
- アパレル・ファッション
- 三井物産
- 三陽商会
- 社長交代
三陽商会は5月28日付で、社外取締役で三井物産顧問の平林義規氏が代表取締役社長に就任する予定。大江伸治社長は代表権を持ったまま会長に就く。「ツートップ体制」で業績向上を目指していく。
4月14日の決算説明会で、大江社長は記者からの質問に答える形で新社長人事についてコメント。
「私自身は社長を退任するが、引き続き代表取締役会長として社長とともに経営にあたる。言ってみれば、ツートップ体制にすることによって、ガバナンスと業務執行双方の面で体制を強化する。それによって、ここ2年ほどの停滞状況を脱して業績を浮揚させ、しっかりと会社を軌道に乗せていくことを目指したい」
社長を務めた6年間を振り返ると、前半の3年と後半の3年で評価は異なる。
「最初の3年間はコロナ禍の影響もあって、とにかく事業構造改革を徹底した。その骨子はコストダウンと、リスクマネジメント。特にインベントリー・マネジメント(在庫管理)を徹底的に行った。(その結果)3年目で黒字を果たすことができた」
一方で、後半は「足踏みを続けている」と言及。成長軌道に乗せるフェーズにおいて「成果を出すどころか、逆に少し足踏み、むしろ後退してしまった。忸怩たるものがある」と吐露した。
「新しい社長の下で、新しい発想で、私とは違った手法を取り入れることによって、今の局面の打開を図っていただきたい」
三陽商会の2026年2月期決算は、主力販路である百貨店の不振などにより、売上高584億4800万円(前年同期比3.4%減)、営業利益12億9800万円(52.2%減)と減収減益となっている。
■平林義規(ひらばやし・よしき)氏略歴
1963年2月1日生まれ
1986年4月:三井物産入社
2008年7月:三井物産モスクワ有限会社副社長
2012年10月:三井物産コンシューマーサービス事業本部サービス事業部長
2015年4月:同社コンシューマーサービス業務部長
2016年4月:同社コンシューマー・ヘルスケア業務部長
2017年4月:同社執行役員流通事業本部長
2021年4月:同社常務執行役員人事総務部長
2023年4月:同社専務執行役員人事総務部長
2025年4月:同社顧問
2025年5月:三陽商会社外取締役就任(現任)
2026年4月:三井物産顧問退任(予定)
流通ニュースでは小売・流通業界に特化した
B2B専門のニュースを平日毎朝メール配信しています。
