イオン/30年度トップバリュ売上高2兆円、原価低減し価格へ投資

2026年05月12日 11:24 / 経営

イオンは5月11日発表した新中期経営計画(2026~2030年度)において、プライベートブランド(以下:PB)トップバリュの売上高を2兆円(2025年度比1.6倍)まで伸ばすことを目標に掲げた。

<トップバリュをさらに拡大>
トップバリュ

生産から販売まで効率的なサプライチェーン構築や計画生産・大量発注により実現した価格優位性を生かし、さらに販売を拡大する。

吉田昭夫社長は「PB強化と共に、ナショナルブランドのグループ調達構成比を45%にアップ。この2つの施策による荒利創出・原価低減によりねん出した1300億円~1400億円を原資に、戦略的に価格へ投資する。ディスカウントストアに生活者が流れている中、お客様に買いやすい価格にしながら、利益をキープすることが非常に重要な時期だ」と危機感をにじませる。

なお、2026年2月期(2025年度)におけるトップバリュの売上高は、1兆2000億円(前期比10%増)となった(トップバリュ以外のブランドも含めたPB全体の売上高は、2026年2月期約1兆7500億円)。2027年2月期(2026年度)は1兆4000億円を目標としている。

トップバリュは、中核の「トップバリュ」のほかに、手頃な価格帯の「ベストプライス」、環境・健康に配慮した「グリーンアイ」の3つを展開している。

「ベストプライス」が生活者の節約志向を受け特に伸びており、2026年度上期は売上高約1500億円(前年同期比33%増)となっている。

<吉田昭夫社長>
吉田昭夫社長

吉田社長は「例えば天然水の500mlボトルの形状を丸から四角にし、積載効率を高め物流コストを下げている。計画生産による大量発注、年間10億円以上売れるメガアイテムの拡大などで、価格競争力を強化する」と説明している。

取材・執筆 鹿野島智子

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