エディオン/太陽光パネルの販売から再資源化まで一貫体制を確立、広島でリサイクル工場の稼働開始

2026年05月13日 15:41 / 経営

エディオンは5月13日、太陽光パネルの「販売から再資源化」までの一貫体制を確立したことを発表した。

同社が第2の柱として推進するエコ・リビングソーラー(ELS)事業のさらなる成長および社会的責任の完遂に向け、太陽光パネルの販売・施工から使用後の回収、そして「再資源化」までを自社グループ内で完結させる。

その拠点として、同社グループのイー・アール・ジャパンはこのほど、本社工場敷地内に「PV(Photovoltaic≒太陽電池)リサイクル工場」を新設。5月13日に稼働を開始した。

<工場の外観イメージ>
エディオン

2012年の固定価格買取制度(FIT)導入以降に普及した太陽光パネルは、製品寿命を迎える2030年代半ば以降、年間約50万トンにおよぶ大量廃棄が発生すると予測されている。現状は、高度なリサイクル施設の不足から、廃棄パネルの多くが埋立処分に頼らざるを得ず、深刻な環境負荷が懸念されている。

こうした社会的課題に対し、エディオンは2008年の太陽光発電システム販売事業の開始以来、長年にわたり普及に携わってきた責任を果たすとともに、販売・物流・リサイクルの自社ネットワークを最大限に活かし、社会全体の受け皿となるべく、独自の循環型エコシステムによる再資源化モデルを構築するという。

従来の技術では困難とされていた課題を解決する、先進的な設備の導入によって、埋立ゼロ(100%リサイクル)へ挑む。

同社の最新ラインでは、パネルの形状や状態に依存せず、廃パネルを粉砕・剥離する「ハンマー方式」を採用した。

加えて、「デジタル色彩選別機」による高純度ガラスの抽出も行う。粉砕後に混ざり合った素材から、光学センサーがガラスの色調を判別し、不純物を自動除去。これまで困難だった高純度なガラス資源の回収を高いレベルで実現した。

パネル総重量の約6割を占めるガラス部材を、最新技術によって不純物の混入を抑えた高純度な「ガラスカレット」として回収。提携先を通じて建材用グラスウール(断熱材)や土木用資材などの製品へと再生する。

同工場の稼働により、太陽光パネルの「販売・施工」から、役目を終えた製品の「回収」、そして「高度なリサイクル」までを一気通貫で提供できる体制を整えた。

エディオンが販売・施工した製品に限らず、廃棄相談の窓口として広く機能させることで、顧客の「どこに相談すればよいかわからない」という課題を解決する。

エディオンの施工対応エリアを対象に、エディオン各店舗および物流拠点を窓口として、エディオンによる交換・撤去工事に伴い発生した廃太陽光パネルを適正なフローにもとづき、イー・アール・ジャパンが引き受ける(2026年5月時点では北海道を除く)。

■イー・アール・ジャパン PV リサイクル工場(マテリアル2号棟)
所在地:広島県福山市箕沖町106-5(びんごエコ団地内)
稼働開始日:2026年5月13日
主な設備:PVフレームセパレーター、PVリサイクルハンマー、色彩選別機、蛍光X線分析器など

エディオン/4月の全店売上高13.8%増、エアコンが40.6%増に

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