ニトリ/商品開発と売場改革が最重要課題、似鳥会長兼社長「35%の棚が空いている」

2026年05月19日 16:43 / 経営

ニトリの国内事業では今期(2027年3月期)、新商品開発の強化と売場改革を最重要課題に掲げる。

<似鳥昭雄会長兼社長>
似鳥昭雄会長兼社長

新商品開発では昨年8月に似鳥昭雄会長兼社長が商品本部長に就任し、現場で陣頭指揮をとるようになった。開発を担うマーチャンダイザーも52人から99人へ増員。マーチャンダイザーの出張日数も83日から162日に増やした。さらに商品開発のリードタイムは6カ月から3カ月に短縮した。

その結果、1年以内に販売した新商品のSKU比率が、前期途中から徐々に増加。12月は15%だったが、3月には23%と8ポイント上昇した。今期に入り、4月は24%となっている。計画では今期末時点(2027年3月末)で38%まで高める。

似鳥会長兼社長によると、今期はマーチャンダイザーの女性比率の向上が課題だという。

「今は女性が10%程度。第2四半期までに20%にして、今年中に30~40%まで高めたい。女性向けの商品を男性が取り組んでいるケースが多く、ミスマッチがかなりある」

新商品開発の強化に合わせて、売場改革では新商品を中心とした構成へと見直しを行う。訴求力の高い見せ方やコーディネート提案を通じて、来店した顧客に商品の魅力を伝え、購買につなげていく。

さらに「すべての現場を回って調べたところ、35%の棚が空いている。商品数は1万2000~3000SKUだが、2万以上は入る」としており、陳列棚や陳列方法の改良により、売場面積を有効に活用していく。

前期はニトリ事業の売上収益は8161億9600万円(0.6%減)、営業利益は1183億8100万円(0.5%減)だった。今期は上記の取り組みなどにより、ニトリ・デコホーム・通販で既存店売上高2.0%増を計画している。

ニトリHD 決算/3月期は減収増益、商品開発進まず既存店客数が7.2%減に

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