ヨークHD/3年でイトーヨーカドー・ヨークベニマル店舗に1000億円強投資、低価格PB売上2.8倍に

2026年06月18日 17:32 / 経営

ヨーク・ホールディングスは6月18日、事業方針説明会を開催した。

ヨーク・ホールディングスの石橋誠一郎社長

ヨークHDの石橋誠一郎社長


2028年度までに、既存店改装・新店舗など店舗投資1250億円を含む1500億円の成長投資を行う。

そのほか、GMSを地域の交流の拠点となるコニュニティーショッピングセンター(CSC)として刷新、低価格プライベートブランド(以下:PB)を拡大し、2025年度の売上高1兆5671億円を3年で10%以上成長させたい考え。

石橋誠一郎社長は「既存店の改装が業績の回復をけん引してきた。今後3年間で特にスーパー店舗には1000億円強投資する。低価格PBを拡大し、さらなる客数増を目指す」と説明した。

イトーヨーカドーでは2024年度改装した32店舗で、2025年は既存店平均に比べ3.3%増の売り上げ拡大を実現している。ヨークベニマルでは9店舗を改装し、同6.2%増のプラス効果をあげた。

新店は、毎年イトーヨーカドー2~3店舗、ヨークベニマル4~5店舗のペースで検討しているという。

なお、ヨークベニマルは2026年度25店舗を改装する。

また、イトーヨーカドーのGMS78店舗をCSC化する計画では、駅前などの立地・規模の異なる7つの店舗をモデル店として大型改装する。1号店は、2027年上期にオープンする予定。

衣食住すべてそろえたGMSから、地域のニーズに対応したCSCにリニューアルする。外観、商品・テナント構成、くつろげる内装など従来の店舗を一新する計画だ。

さらに、PBの底上げも図る。

セブンプレミアムは、セブン&アイグループのPBとして約3400アイテム・約15兆円(2024年度)まで成長している。

しかし、低価格PBの「セブン・ザ・プライズ」は全体の売り上げ構成比2%、アイテム数も約310アイテムにとどまっている。

「セブン・ザ・プライス」の売り上げ構成比はコンビニエンスストアは17%だが、スーパーマーケットでは83%だ。

石橋社長は「低価格PBは若い世代のニーズがあり、買い上げ点数が伸びている。セブンプレミアムはセブン&アイグループ全体で開発するが、セブン・ザ・プライスは低価格PBの需要が大きいスーパー中心で開発していく」と意気込む。

PB商品の売上高(イトーヨーカドー・ヨークベニマル計)は全体で2025年比1.3倍、低価格PBは2.8倍を目指す。

低価格PBのカテゴリー別の売り上げ目標はデイリー2.2倍、加工食品3.8倍、生活雑貨2.8倍と設定した。

「今、顧客データを分析し、どのような商品が求められているか分析中だ。特に、現在はトイレットペーパーなどしかない住居関連の低価格PBが足りないと考えている。洗剤など幅広く開発したい」と話している。

取材・執筆 鹿野島智子

ヨークHD/CIOに元トリドールの磯村康典氏が就任、IPO準備室も開設

流通ニュースでは小売・流通業界に特化した
B2B専門のニュースを平日毎朝メール配信しています。

メルマガ無料登録はこちら

株式会社イトーヨーカ堂に関する最新ニュース

一覧

経営 最新記事

一覧

スーパーマーケットに関する最新ニュース

一覧

経営戦略に関する最新ニュース

一覧

イトーヨーカドーに関する最新ニュース

一覧

最新ニュース

一覧