札幌市はこのほど、漬物製造施設への一斉立入検査の実施結果を発表した。
8月20日~23日、市内で製造された浅漬けを原因食品とする腸管出血性大腸菌O157による食中毒が発生したことを受け、市内の漬物製造業許可施設における衛生管理状況を確認するため、一斉立入検査を行なったもの。
対象施設は、札幌市内で漬物製造業の許可を取得している40施設のうち、漬物の製造を行っている29施設。11施設は製造実態がないことを確認している。
立入検査の内容は、食品の取扱い状況(消毒方法、温度管理、器具からの汚染防止対策等)、従業員の衛生管理状況、製品の自主検査、従業員検便、使用水(井水)検査実施状況。
検査結果は、浅漬けを製造している施設は29施設中15施設であり、そのうち、原材料の消毒を実施していなかった施設は3施設だった。
3施設に対しては、消毒を適切に実施するよう指導した。消毒を実施していた12施設については、次亜塩素酸ナトリウムにより、適切な濃度で消毒を実施するとともに、定期的に濃度を確認し記録するよう指導した。
今回の立入検査において不適切な点があった施設については直ちに是正するよう指導し、改善状況を保健所が確認するとともに、今後とも継続して監視指導を行っていく。
製品の製造記録とその保存を指導するとともに、施設の衛生管理実施状況(消毒剤の濃度の確認記録等)を定期的に保健所に報告を求めることなどについて、今後、対応を検討するという。