大塚製薬/遺伝子組換えウイルスを不適切廃棄
2014年06月12日 / 経営
大塚製薬は6月11日、同社の赤穂研究所(兵庫県赤穂市)で、遺伝子組換えウイルスが付着した可能性のある廃液や実験器具について、一部を法律で定められた手順を踏まずに廃棄していたと発表した。
赤穂研究所において、2013年9月2日から12月25日までに実施した実験において、遺伝子組換えウィルスであるバキュロウイルス由来の研究試薬が付着した可能性のあるピペットやプレートといった実験器具の一部と廃液について、法律で定められたウィルスを死滅させるための処理を行わずに廃棄していた事例が5件あったという。
これらの廃棄物については、医療用廃棄物として密閉したうえで、最終的に焼却処分しているため、人体や環境への影響はないとしている。