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ハピネット/売上高15.3%増、当期利益10.2%増

2010年02月09日 / 決算

ハピネットが2月9日に発表した2010年3月期第3四半期決算によると、売上高は1516億5100万円(前年同期比15.3%増)、営業利益22億2500万円(4.1%増)、経常利益23億9100万円(4.0%増)、当期利益13億6000万円(10.2%増)となった。

各事業の概況は、主力の玩具事業ではメインのバンダイ商材でテレビアニメーションなどの男女児キャラクター商材が好調に推移。利益面も在庫管理など徹底的な効率化の推進で在庫処分の削減などが図られ、売上高は446億6300万円(5.5%増)、営業利益は14億5000万円(169.0%増)と大幅な増益を確保した。

映像音楽事業は昨年3月に音楽・映像ソフトの販売大手、ウイントを子会社化し流通シェアが前期比で拡大。利益面では、共同製作出資作品などヒット作があったものの、ウイントの在庫効率化のため在庫評価を見直したこと、のれん代の影響などで苦戦。売上高は519億3600万円(96.3%増)、営業利益は2億3200万円(81.8%減)となった。

ビデオゲーム事業は、市場を牽引するようなヒット作がなく苦戦し、売上高は366億6400万円(16.8%減)、営業利益は9億8200万円(17.8%減)だった。

アミューズメント事業は玩具自動販売機商材で市場を牽引するようなリード商材がなかったものの、バンダイなどキッズカードゲーム機が好調に推移した。利益面では、事業構造改革の効果により大幅に改善され、売上高は121億1000万円(10.2%減)、営業利益は4億1200万円(5785.7%増)と躍進した。

その他事業は、主力のコンビニエンスストア向けのトレーディングカードでバンダイ、タカラトミーなどのヒット商品があり、売上高は62億7600万円(22.4%増)、営業利益は1億3500万円(181.3%増)となった。

通期は売上高2000億円(19.9%増)、営業利益23億円(7.6%増)、経常利益25億円(7.6%増)、当期利益13億円(14.4%増)を見込んでいる。

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