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チャコット/勝どきにバレエ複合商業施設「ダンスキューブ」

2014年11月06日 / トピックス商品店舗店舗リポート

バレエ・ダンス専門店のチャコットは11月7日、東京都中央区勝どきにバレエ複合商業施設「ダンスキューブ勝どき」をオープンする。

<ダンスキューブ勝どき>
ダンスキューブ勝どき

三井不動産レジデンシャルが推進する中央区と江東区を中心とした湾岸エリアの活性化を目的とした「WANGAN ACTION」プロジェクトの一施設して開設する。

延床面積約984㎡に3フロアを展開する日本初のバレエ複合商業施設。1階はバレエ用品専門店チャコット(施設面積約150㎡)、自転車ショップSAKULA(約105㎡)、2階はバレエスタジオ(約115㎡)、カフェ(約130㎡)、3階はバレエスタジオ(約104㎡)を設けた。

<チャコットの店内全景>
チャコットの店内全景

ダンスキューブ勝どきは、バレエの美しさと健やかなライフスタイルがまるごと体感できるをテーマにした施設で、湾岸エリアを中心とする住民のコミュニティスポットを創造し、バレエ・ダンス参加人口の拡大を目指す。

<バレエレッスンの様子>
バレエレッスンの様子

2階・3階に併設したバレエスタジオでは、チャコットして初めて、幼児と児童を対象とした「子どもバレエクラス」を開始。勝どきへの出店にあたり、地域住民から要望が強かった子ども向けのバレエ講座を開設した。

<レッスンではピアノの生演奏も>
レッスンではピアノの生演奏も

6歳以下の未就学児童を対象とした幼児クラスと、6歳~12歳までを対象とした児童A・児童Bの3クラスを設けた。各クラス20人で、合計60人の定員としたが、体験予約は定員いっぱいで、児童クラスは定員と同数のキャンセル待ちとなるほど、好評だという。

<チャコットの店舗入口のディスプレイ>
チャコットの店舗入口のディスプレイ

そのため、通常のチャコットの店舗と異なり、未就学児童向けのジュニア用品と就学児童向けのキッズ用品を店舗の前面に集積した。既存店では売上構成比も低いため、店舗後方に集積する商品群を、子どもバレエクラスの開設にあわせて、前面に打ち出した。

<ジュニアサイズのレオタード>
ジュニアサイズのレオタード

店舗の入口の右壁面には、オリジナルの化粧品コーナーを設置。バレエの舞台メイクに耐えることをテーマに開発した化粧品で、汗をかいても落ちにくい、発色がいい、長時間つけても低刺激といった機能性が特徴という。

<チャコットの左壁面の全景>
チャコットの左壁面の全景

直営店、ECサイトのほか、PLAZA、東急ハンズ、ロフトなどのバラエティショップでの卸売を行っているが、ダンスキューブ勝どきでは、メイクアドバイスもできる専門販売員も導入し、オリジナル化粧品のブランド認知度の向上を図る。

<オリジナル化粧品コーナー>
オリジナル化粧品コーナー

チャコットの通常店舗の商品群別売上構成比は、バレエ用品約40%、社交ダンス約20%、ヨガ・フィットネス約20%、その他約20%となっている。

<1階メインディスプレイ>
1階メインディスプレイ

ダンスキューブ勝どきでは、主力の大人向けバレエ用品を店舗後方で展開。店内奥の壁面にはバレエシューズコーナーを設置した。

<バレエシューズコーナー>
バレエシューズコーナー

バレエシューズコーナーには、実際のバレエの爪先立ちでのフィット感も確かめられるように簡易なバレエ設備を設置。単にサイズだけではなく、バレエを楽しむうえでの実用性を確認できる工夫をした。

<店内にミシンを設置>
店内にミシンを設置

バレエシューズコーナーにはミシンを設置し、プレーンなバレエシューズにリボンを刺しゅうしたり、名前のイニシャルを刻印するサービスを無料で提供する。

<社交ダンス・ジャズダンスコーナー>
社交ダンス・ジャズダンスコーナー

店舗の最奥には、社交ダンスとジャズダンスの衣装を集積したコーナーを設置。ダンスの違いに応じて、異なる色彩の商品を集めた。

<キッズスペース>
キッズスペース

ファミリー層が多く、子ども連れの来店が予想されるため、店内には初めてキッズスペースを設置。シンデレラをモチーフとしたフォトスポットなど、小さな子どもでも時間をもてあそぶことなく、楽しめる店舗を目指した。

<DANCE CUBE CAFE>
DANCE CUBE CAFE

2階には、バレエ・フードをテーマにしたダイニングカフェ「DANCE CUBE CAFE(ダンスキューブ・カフェ)」を設置した。バレリーナの体を作るバレエ・フードを、一般の人でも楽しめるメニューで構成。カフェの運営は、アスラボが行なう。

<DANCE CUBE CAFEの全景>
DANCE CUBE CAFEの全景

DANCE CUBE CAFEに隣接するバレエスタジオは、稼働式の壁で仕切っており、イベントの開催時には、バレエやダンスパフォーマンスを見ながら、食事を楽しむこともできる。

<カフェから見たバレエスタジオ>
カフェから見たバレエスタジオ

稼働式の壁の壁画は、アーティストで料理研究家のホークスみよしさんが担当。クラッシックバレエの世界で3大バレエと称される「白鳥の湖」「眠れる森の美女」「くるみ割り人形」をモチーフとした。

<3大バレエをモチーフとした壁画>
3大バレエをモチーフとした壁画

3階のバレエスタジオには、バレリーナのヨガといわれる「ジャイロキネシス/ジャイロトニック」レッスンができるジャイロトニックマシン完備の専用トリートメントルームを設置した。

リハビリテーションなどの医療分野でも活用される、日本ではまだ実施施設が少ないエクササイズで、誰でも気軽に楽しめるレッスンを提供する。

<ジャイロトニックマシン>
ジャイロトニックマシン

バレエと直接的な関連はないものの、チャコットと同じくオンワード樫山グループのサクラが1階に自転車専門店「SAKULA」を路面店スタイルで出店する。近年、湾岸エリアはサイクルスポットとして注目を集めており、健康志向や環境負担の低減などから自転車への関心が高まっていることに対応した。

<SAKULA>
SAKULA

自転車の約60%はオリジナルの自転車を販売。Made in JAPAN にこだわった商品で、電動自転車、キッズ向け自転車も販売。ハイエンド向けの東洋フレームなど、さまざまなジャンルから自転車職人が選んだ商品を集積し、メンテナンスサービスも提供する。

<SAKULAの店内>
SAKULAの店内

単なる商業施設としてだけでなく、地域のコミュニティスポットとなる施設を目指し、2015年4月には屋上農園を開設。キッズ向けの野菜作り講座やレンタル農園といったサービスも提供する予定だ。

<屋上から見た運河>
屋上から見た運河

三井不動産レジデンシャルは、チャコットが提唱するバレエ・ダンスを通じた健康と心の豊かさの創造に共感を得て、施設パートナー(施設保有者)として「ダンスキューブ勝どき」を共同オープンした。

新築分譲住宅事業の一環として、「すまい」というハードだけでなく、「コミュニティ」育成などソフトサービスを通じて、より良い「くらし」の創造を目指したいという。

施設概要
所在地:東京都中央区勝どき4-13-4
TEL:03-6221-2271(チャコット勝どき店)
交通:都営地下鉄大江戸線「勝どき」駅徒歩約5分
延床面積:約984㎡(3層)
施設規模・用途:1階チャコット約150㎡、SAKULA約105㎡
2階バレエスタジオ約115㎡、カフェ約130㎡
3階バレエスタジオ約104㎡
屋上テラス(菜園)
営業時間:チャコット11時~19時
スタジオ10時~22時
カフェ11時30分~23時
定休日:年中無休

■ダンスキューブ勝どき
http://www.chacott-jp.com/j/special/shop/kachidoki/index.html

<夜の店舗外観>
夜の店舗外観

<チャコットのメインディスプレイ>
チャコットのメインディスプレイ

<大人用バレエ用品>
大人用バレエ用品

<チャコットのレジ>
チャコットのレジ

<2階カフェはオープンキッチンを採用>
2階カフェはオープンキッチンを採用

<カフェメニューの一例>
カフェメニューの一例

<2階バレエスタジオ>
2階バレエスタジオ

<3階ジャイロトニックマシン>
3階ジャイロトニックマシン

<3階バレエスタジオ>
3階バレエスタジオ

<1階~3階までは吹き抜けの階段を設置>
1階~3階までは吹き抜けの階段を設置

<1階のSAKULA>
1階のSAKULA

<ファミリー層を想定した自転車>
ファミリー層を想定した自転車

<壁面に自転車関連グッズを集積>
壁面に自転車関連グッズを集積

<チャコットとも店内通路で連結>
チャコットとも店内通路で連結

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