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ビックカメラ/中国の春秋グループと業務提携

2015年12月22日 / 海外経営

ビックカメラは12月22日、春秋グループを率いる上海春秋国際旅行社集団有(春秋国際旅行社)と業務提携し、春秋航空日本の第三者割当増資を引受ける投資事業組合宛に出資すると発表した。

提携により、春秋国際旅行社で訪日旅行を申し込んだお客や春秋航空で訪日したお客に、春秋航空機内(日本路線)や春秋グループ各HP、SNSでビックカメラ優待クーポンなどの優先配布や配信を実施。

春秋グループの空港カウンターや機内雑誌・設備などを通じたビックカメラのプロモーションを行う。

ビックカメラは、春秋航空日本の第三者割当増資を引受ける投資事業組合に10億円を出資する。増資後のビックカメラの間接保有割合は6~7%程度となる見込み。

近年の政府による訪日外国人増加のための施策や円安、LCC(Low Cost Carrier)の普及などで訪日外国人が大幅に増加したことに伴い、ビックカメラの訪日外国人宛売上が急激に拡大している。

今回、ビックカメラと春秋グループは、日本製品の購買意欲が高く、一層の増加が見込まれる中国人を対象としたインバウンド事業の一層の拡大のために協働することを目的として、業務提携をした。

春秋グループは中国最大の旅行社の春秋国際旅行社を中心に構成され、傘下には春秋航空日本、春秋航空上海、日本春秋旅行などがある。

春秋航空日本は、日本国内で2路線を運航するLCCで、2016年2月に、訪日外国人観光客が多く見込める中国内陸部から、成田への直行便を就航させる予定だ。

春秋航空上海はLCCとして、中国・日本間も含む国際線のほか中国都市間の路線を運航している。

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