ミツカングループ/遺伝子組換え菌、一部を微生物として取扱い
2013年06月20日 / 経営
ミツカングループ本社は6月20日、中央研究所で、遺伝子組換え菌の一部(5株)を通常の微生物として取り扱っていたと発表した。
発表では、2004年2月以降、酢酸菌1株、キノコ4株について、「遺伝子組換え生物」であることを認識せず、適切な措置を取らずに、通常の菌として運搬、保管していた。
酢酸菌1株は、2009年と2012年に、「遺伝子組換え生物」であることを認識せず、実験に用いた。
酢酸菌1株を実験に用いた際、2009年と2012年の2回、実験に使用した器具の一部(培養プレート)を滅菌せず、廃棄物処理業者に処理委託した。
なお、処理業者は当該プレートを焼却処分したことが社内調査で確認でき、拡散はしていないという。
本社研究棟、バックアップとして関連事業所に、該当する5株を含む菌株を運搬し保管したが、運搬・保管の過程では、密封チューブやガラスアンプルに封入し、施錠された冷凍庫、冷蔵庫に保管していたことが確認でき、拡散はしていないとしている。
5月21日、文部科学省に連絡、原因究明と再発防止に向けた行動計画を策定し、6月18日に報告書を提出。6月20日、文部科学省より、再発防止のための措置を徹底するよう厳重注意があった。
遺伝子組換えを、微生物の特性を解明する基礎的な研究目的で使用しており、製造用には一切使用することなく、製品に混入することはないとしている。
今回の菌は、拡散がないことを確認し、同社食酢製造に使用している菌を調査し、当該酢酸菌が存在しないことを確認し、この菌は、人体危害はなく、通常の酢酸菌よりも生育能力が低いことがわかっているという。