流通ニュースは、流通全般の最新ニュースを発信しています。





コメリ/園芸・農業用品健闘するも他分野不振、当期利益9.3%減

2009年01月30日 / 決算

コメリが1月29日に発表した2009年3月期第3四半期決算によると、売上高は2170億6800万円(前年同期比3.2%増)、営業利益129億3800万円(5.3%減)、経常利益127億2700万円(7.1%減)、当期利益70億1200万円(9.3%減)の減収減益となった。

同期は11月より「暮らし応援宣言」を実施し日用品、ペット用品や実用衣料品など、最大2720品目の値引き販売を実施した。これにより既存店の来店客数は回復傾向にあるという。商品動向では、園芸・農業用品カテゴリーが肥料・農薬などを中心に好調に推移したが、他のカテゴリーの落ち込みをカバーするには至らなかった。

ホームセンター事業の商品荒利率は、値入率の改善や自社開発商品の売上構成比拡大で0.4%改善した。出退店状況では、大型ホームセンターのパワーを3店舗出店。12月に愛媛県西条市に出店したパワー西条店は、従来型のコンセプトを見直し、一般来店客の要望に応えるため、商品構成や陳列方法を改善した。この結果、西条店の売上高は計画を上回った。

さらに、ホームセンターを1店舗、ハードアンドグリーンを九州地区の11店舗を含む18店舗、計22店舗を出店。一方でホームセンター、ハードアンドグリーンを2店舗ずつ閉店したため、期末グループ店舗数はパワー12店舗、ホームセンター127店舗、ハードアンドグリーン800店舗の計939店舗となった。

通期の業績予測は売上高2770億円(1.1%増)、営業利益123億円(21.1%減)、経常利益120億円(23.1%減)、当期利益60億円(27.6%減)と減益が継続する見通し。

関連記事

関連カテゴリー

最新ニュース

一覧