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アース製薬／入れ歯安定剤「新ポリグリップEX」を販売中止

2010年03月04日 ／ 商品

アース製薬は3月4日、製造販売元のグラクソ・スミスクラインが入れ歯安定剤「新ポリグリップEX」の販売中止と自主回収の決定をしたことを受け、販売中止と流通在庫の回収を行うと発表した。

グラクソ・スミスクラインの発表によると、「新ポリグリップEX」は粘着性を高める目的で亜鉛を含んでおり、長年にわたって過剰に亜鉛含有入れ歯安定剤を使用すると、亜鉛の過剰摂取による貧血や神経症状を引き起こすことが、最近の文献で報告されている。

「新ポリグリップEX」は添付文書に記載されている「使用方法及び使用上の注意」にしたがって適正に使用する場合には、製品自体の安全性に問題は無いと同社は考えている。

一方、長期間にわたって1 日1 回3cmまでという定められた使用方法よりも過剰な量を使用する購入者がいることを想定。健康被害への潜在的なリスクを最小化することを最優先とし、予防的な措置として、販売を中止し店頭からの自主回収を行うことを決めた。

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