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クロスカンパニーは9月26日、創業地である岡山県岡山市にグローバル新ブランド「KOE(コエ)」の1号店をロードサイド型の路面店でオープンした。
10日に2号店(香川県高松市)、24日には3号店(新潟市)を路面店で出店し、来年度には国内で10店舗、2016年度には国内外で25店体制を目指す。
グローバルSPA事業として世界に通用するブランドに成長させる計画で、2017年には欧米を含めたグローバルチャネルで展開し、2020年に売上高1000億円、将来的には1兆円の事業規模を目指す。
1号店となる岡山店の売場面積は158坪、2014年度の新規出店は売場面積200坪程度を想定し、将来的には400坪クラスの店舗を出店する。
環境負荷を可能な限り抑制し、生産背景における人権や労働環境に配慮し、ひずみを生まないフェアな生産を行うことで、品質の高い商品を生み出す「フェアサプライチェーン」と「Mode for everyone」を掲げたブランド。
レディス、メンズ、キッズ、ジュニア、マタニティまで手が届きやすくコーディネートしやすいモードを展開。メインターゲットは30代~40代のは幅広いライフスタイルに興味がある人々とした。
商品の中心価格帯は、レディースはアウター1万6900円、シャツ/ブラウス4900円、ニット6900円、パンツ/スカート5900円。メンズはアウター1万7900円、シャツ5900円、ニット6900円、パンツ6900円。キッズはアウター7900円、シャツ/ブラウス3900円、カットソー3900円、パンツ/スカート4900円とした。想定平均単価は9000円。
コエのブランドコンセプトは「LISTEN TO MY VOICE(わたしの、声を聞こう。)」とした。人権、労働、環境などの社会問題、地域が抱える問題など、グローバル社会に存在するさまざまな社会的課題の声に耳を傾けるブランドを目指すという。
今後3年間でフェアサプライチェーンによる生産100%を目指す計画で、ポリシーとして素材にリアルファーやリアルレザーを使わないことやオーガニックコットンの使用を推奨する。
生産に携わるサプライヤーに対し、違法な児童労働や長時間労働のような劣悪な労働環境がないか、労働者の人権侵害や自然環境破壊に繋がる活動がないかを把握して、サプライヤーの選定を実施。
サプライヤーの選定にあたっては、全社的な取り組みとして外部組織を含めたFSCM(フェアサプライチェーンマネジメント)委員会を設置し、サプライヤーに対しCSRリポートの義務化や認定工場のライセンス制度などを導入する予定だ。
「KOEが提供するモードをストリートに落とし込むセンス、モードを手ごろな価格で提供する能力、トレンドを世界に向けて発信する能力、品質管理や顧客サービスに至るまでの能力すべてが、フェアサプライチェーンから生みだされる価値である」という。
店内でワークショップを開催するなど、生活者とのコミュニケーション機会を提供する空間を創造。共通価値の創造の視点で、世界の伝統工業やその職人の技の伝承、発展を支援する。そのほか、純利益1%をNGO、NPO団体への寄付や社会貢献活動に還元する。
KOEの出店にあたり、富士通と新商品管理システムを共同構築し、洋服、雑貨などすべての商品にRFIDタグ(ICタグ)を付けた。
RFIDを活用することで、セキュリティ対策の強化や棚卸などの店舗業務の大幅な効率化を実現し、スタッフが接客業務に集中できる体制を目指した。
店内中央には、世界的に著名なフラワーアーティスト東信氏が監修したシンボルツリー「KOEの木」を配置し、店内は、シンプルでスタイリッシュなデザインを採用した。ファミリーでの来店を考慮し、ベビーカーも通りやすく通路幅にも配慮した。
ブランドアンバサダーには、ミュージシャンのChara(チャラ)さんとチャラさんの娘で、モデルのSUMIRE(スミレ)さんを起用した。初の母娘の共演で、カタログ、店頭ビジュアル、広告に登場するほか、CMやムービーの音楽も担当する。
9月23日~10月19日まで、岡山・高松のローカルで、「KOE 2014 AW篇」のTVCMも放映する。
今後の取り組みとして、世界各地にある伝統の技や意志を持って作られている商品などにフォーカスする取り組み「KOE from…」を展開。
第1弾は、「KOE from KURASHIKI」と題して、岡山の「倉敷帆布」と逗子を拠点に活躍する「holiday」がコラボレーションした商品を紹介。10月5日には、KOE from…の商品を使った有料のワークショップを店内で開催する。
■店舗概要
所在地:岡山県岡山市北区中仙道1-4-7
TEL:086-805-3045
営業時間:平日11時~20時、土日祝10時開店
店舗面積:192坪
売場面積:158坪
駐車場:57台
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