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チムニー/経営基盤の強化のためMBO、上場廃止

2009年11月07日 / 経営

チムニーは11月6日、カーライル・グループの投資ファンド「エフ・ディー」が公開買付すると発表した。

同社では、今後の経営方針を共有した経営支援経験が豊かな第三者との協働で事業を展開していくことが、企業価値の向上には必要として公開買付を実施するもの。

チムニーがエフ・ディーの完全子会社になり、上場廃止を前提に実施するもので、親会社の米久との間で公開買付け応募契約書を締結している。

締結内容では、その保有するチムニーの普通株式の全てである390万株(発行済株式総数約42.86%)を公開買付けに応募の合意をしている。

公開買付けに関連して、カーライルファンドは、チムニーの和泉学社長との間で覚書を締結し、保有する普通株式の全てである20万7100株(株式所有割合:約2.28%)について、応募の合意をしている。

その覚書では、和泉学社長は、公開買付けが成立することを条件に、買付け決済後速やかに3億円を公開買付者に出資し、和泉学氏は、代表取締役社長として職務を誠実に遂行する。

同社では、経営環境の悪化に対し、今後も厳しい状況がしばらく続くことが想定されるため、現在の厳しい環境に対応するための経営と中長期的な視点に立った経営基盤の強化を同時並行で実行するには、一時的に経営成績の悪化を招いたり、現在の事業モデルの維持、あるいは将来に向けた成長モデルの継続ができなくなる事態を招いたりする恐れがあり、資本市場から当社の経営に対して十分な評価を得られない可能性があると判断した。

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