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成城石井/三菱系投資ファンドへ売却

2011年03月08日 / 経営

丸の内キャピタルは3月8日、レックス・ホールディングスから、成城石井の全事業を譲受けると発表した。成城石井の発行済株式総数の100%を丸の内キャピタルが取得する。
丸の内キャピタルは、三菱商事と三菱UFJフィナンシャル・グループの子会社の三菱UFJ証券(現三菱UFJ証券ホールディングス)が設立した投資ファンド。
「成城石井の経営状況は良好なものと認識しており、成城石井の現経営陣は続投する。役員の派遣など人的な支援については検討中」(丸の内キャピタル)という。
成城石井は、1927年の創業し、現在では連結売上高が460億円と安全・安心な高品質食品スーパーマーケットとしてブランドを築いている。
極力添加物を使用しない惣菜やワイン・チーズなど付加価値の高い品揃えをもとに、幅広い消費者層から支持を得て、現在の成長路線を継続する予定だ。
丸の内キャピタルは、「成城石井の経営理念である『食にこだわり、豊かな社会を創造する』の下、卓越した商品開発力、マネジメントシステムに基づく高い現場オペレーションカ、駅ビル店舗を中心に広く認知された高い集客性に基づく安定的な店舗開発力を高く評価している」という。
今後、成城石井と議論を重ねながら、丸の内キャピタルが有する事業ネットワーク・ノウハウ、金融ソリューションカなどを活用したサポートを行い、成城石井の企業価値の最大化に向けて積極的に取り組む計画だ。

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