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サントリー/「ホップ」のゲノム解読に世界で初めて成功

2014年09月02日 / 経営

サントリーグローバルイノベーションセンターは9月2日、チェコホップ研究所など複数組織との共同の取り組みにより、世界で初めてホップのゲノム解読に成功したと発表した。

これら2組織のほか、岩手生物工学研究センター、サントリー生命科学財団、サントリーシステムテクノロジーが参画した。

日本国内で栽培されている「信州早生」種雌株のゲノム解読を行った結果、推定で約8割に相当する塩基対の解読に成功したという。

このゲノム配列をもとに、ヨーロッパ栽培品種と野生種ホップのゲノム配列を解読。これらを比較し、異なる遺伝子配列が1000万か所以上見つかったことで、これらが香味や栽培特性の違いをもたらしていると推定した。

遺伝子の機能解析を進めることで、今後、交配による品種改良のスピードが飛躍的に向上するほか、新しい香味を持つ品種、病虫害に強い品種など、新たな価値をもったホップ品種の改良につながることが期待されるという。

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