商工中金/国内最大級の農業法人に3000万円融資
2013年10月03日 / 経営
商工中金は10月2日、農業法人の「黄金崎農場」に対し、新たな顧客基盤開拓に必要な運転資金として3000万円を9月30日に融資したと発表した。
政府の新成長戦略において設定された戦略分野のひとつである、農林水産分野への融資として実施した。
黄金崎農場は、青森県に合計約500ヘクタールの大規模農場を有し、畑作では国内最大の耕作面積を誇る農業法人。
じゃがいも、大根、人参をはじめ多種類の野菜を生産しており、農産物の販売先には大手菓子メーカーや大手飲料メーカーも含まれる。
同社は、さまざまな種類のじゃがいもを詰め合わせて「テイスティング・ポテト」として商品化したり、食品メーカー向けに一次加工処理をして出荷したりするなど、付加価値を高める取り組みを行ってきた。
今回、同社は生産する「越冬人参」や大根、「テイスティング・ポテト」のブランド価値を高め、販売と生産を強化する新成長戦略計画を策定。商工中金は、計画策定の支援と実施に必要となる運転資金を融資した。今後は、金融支援にとどまらず、販路拡大を含めた経営支援も行う。