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アスクル／5月期は震災損失計上で当期損失10億円

2011年07月04日 ／ 決算

アスクルが7月4日に発表した2011年5月期決算によると、売上高1970億7000万円（4.3％増）、営業利益53億5700万円（23.6％減）、経常利益52億7500万円（23.7％減）、当期損失10億1500万円（前期は34億8500万円の当期利益）となった。
売上高は、東日本大震災の影響で計画達成できなかったが、昨年の猛暑に迅速に対応し、飲料等の売上が伸長したことや、戦略的に実施しているWEB専用商材の拡充によりオフィス家具の売上が拡大したこと、連結子会社アルファパーチェスの寄与により、増収となった。
新型インフルエンザ対策等として取扱っているマスク等の在庫評価損を計上し、また、東日本大震災により一部の商材へのご注文の集中や品切れなどが発生し、売上総利益率は前連結会計年度比0.8ポイント低下して22.7％となった。一方、増収により売上総利益率の低下を補い売上総利益は増加した。
今期はソロエルエンタープライズの稼働遅れによる減損損失11億7800万円、「資産除去債務に関する会計基準」適用にかかる損失8億800万円等の特別損失を計上したことに加え、東日本大震災に係る損失が総額で26億3300万円発生したため、当期損失となった。
来期は売上高2200億円（11.6％増）、営業利益65億円（21.3％増）、経常利益64億円（21.3％増）、当期利益27億円（-）の見通し。

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