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キリン堂/第3四半期決算、当期損失3億5600万円

2009年12月21日 / 決算

キリン堂が12月21日に発表した2010年2月期第3四半期決算によると、売上高は785億3000万円(前年同期比0.7%減)、営業利益8億6000万円(20.7%減)、経常利益10億7900万円(14.0%減)、当期損失3億5600万円(前期は3億3400万円の当期利益)となった。

全社の動向では、新型インフルエンザの国内感染拡大に伴う関連商品の拡販に加え、調剤部門の売上が順調に推移。組織と現場の構造改革も進め、ヘルス&ビューティ商品の販売強化、プライベートブランド商品の開発などを推進し、経費の効率的な活用と削減にも努め増益につなげた。それでも第2四半期の業績(売上高1.6%減、営業利益45.3%減)をカバーするまでには至らなかった。

小売事業では自社の205店舗と連結子会社の78店舗で、改正薬事法施行に伴うレイアウト変更など簡易改装を実施。出退店の状況では、自社でスーパードラッグストア3店舗、小型店4店舗を出店する一方、スーパードラッグストア・小型店を1店舗ずつ閉店。ニッショードラッグがスーパードラッグストア3店舗を閉店している。これにより、期末グループ店舗数は計308店舗となった。

製造卸売事業では販売促進に注力したものの、競争激化による販売価格の下落などで売上高は1億4900万円(8.8%減)となった。

通期は売上高1060億円(0.7%減)、営業利益15億円(15.8%減)、経常利益17億円(16.3%減)、当期損失2億5000万円を見込んでいる。

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