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ミドリ薬品/閉店損失などかさみ減益、経常損失9200万円

2008年10月16日 / 決算

ミドリ薬品が10月15日に発表した2009年2月期中間期決算によると、売上高は125億1600万円(前期比6.7%増)、営業損失6900万円(前期は2億1600万円の営業利益)、経常損失9200万円(前期は2億1500万円の経常利益)、当期損失1億7300万円(前期は1300万円の当期利益)の赤字決算となった。

大分県内、鹿児島県内に1店舗ずつ、沖縄県内に3店舗を直営店として開店。大分県内に1店舗を移転開店した。一方、鹿児島県内の3店舗、佐賀県内の1店舗を閉店し、中間期店舗数は九州全県と沖縄県で計151店舗となった。売上では、医薬品の販売シェアが若干落ちた一方、雑貨、ビューティ部門がシェアを上げた。

利益面では5店舗分の閉店費用等を閉店店舗引当金繰入として5100万円、店舗解約損として1100万円、閉店済み店舗の回収不能の可能性の高い敷金等を貸倒引当金繰入額として2200万円などとして計1億1100万円を特別損失に計上。利益面に大きな影響が出た。

下期は新規出店6店舗、閉店3店舗が予定され、さらに1店舗を移転リニューアルする予定。重点販売商品への注力やチラシセール、ポイント割増セールの見直しなどを行い集客率を高める。

しかし今期も、後減損処理または閉店処理の可能性のある14店舗分の減損損失額として2億6000万円、来期閉店の可能性のある店舗分を前倒しで閉店店舗引当金繰入として1億4000万円、その他閉店諸費用として3億円を追加計上し、4億3000万円の損失を計上する。通期の業績予測値は、売上高248億7400万円(4.6%増)、営業損失3800万円(109.1%減)経常損失8600万円(121.9%減)、当期損失は6億1800万円(1851.2%減)と今期も大幅赤字になる見込み。

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