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元気寿司/通期は減収減益、当期損失3億円

2009年05月13日 / 決算

元気寿司が5月13日発表した2009年3月期連結業績によると、売上高272億6000万円(前年同期比4.9%減)、営業利益7億2400万円(44.6%減)、経常利益8億4200万円(49.5%減)、当期損失3億4400万円(前期は7億6900万円の当期利益)となった。

店舗展開は、出店地域にもっとも適した出店スタイルを確実に見極め、投資コストの低減を図り、効率のよい店舗づくりに取り組んだ。

既存店舗の活性化では、競合店、オペレーション、立地などを総合的に検証し、改善策を講じ、賃借料の減額交渉に取り組むなどコスト削減に努めた。

新設店は10店舗で、不採算店等10店舗を退店し、改装は、業態変更1店舗を含め12店舗を実施した。総店舗数は206店舗。

商品面は、高鮮度のこだわり食材や産地・グレード等の本物志向を追求した食材の投入、フェア食材や季節のおすすめ食材の充実、各ブランドコンセプトに見合った品質の食材など他社との差別化を図った。

営業面は、接客サービスレベルの向上に取り組むとともに、集客力の向上を図るため季節毎の折り込みチラシのほか、不振店対策のための各種販売促進などを実施。販売促進については、全店一律のものから脱却し、より細やかでバリエーションのあるものとした。

食の安心・安全の観点からは、衛生管理室による店舗の衛生チェックとフォロー体制の強化、製造、物流部門の衛生管理体制の強化など、改善を図った。

海外子会社展開は、親会社からの支援強化や従業員の日本での研修により組織力の強化を図るとともに積極出店に向けて物件の選定を行った。

米国本土(シアトル)とハワイ島への進出を果たし、海外フランチャイズ展開については、フランチャイズ先との良好な関係維持と新規出店の促進を図るため、派遣指導などを充実するとともに季節メニューの紹介や食材の販売強化に取り組んだ。

次期の業績見通しは、売上高281億3000万円(3.2%増)、営業利益5億7000万円(21.3%減)、経常利益7億1000万円(15.7%減)、当期利益2億7000万円を見込んでいる。

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