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大王製紙/ホーム&パーソナルケア事業の売上高8.8%増、セグメント利益15%増

2015年05月12日 / 決算

大王製紙が5月12日に発表した2015年3月期決算によると、ホーム&パーソナルケア事業の業績は、売上高1468億3500万円(前年同期比8.8%増)、セグメント利益111億5300万円(15.1%増)と増収増益だった。

海外事業では、ベビー用紙おむつを主力に、現地拠点を有する中国、タイ、韓国、インドネシア、日本からの輸出販売ともに順調に推移し、海外売上全体で前年度を大きく上回った。

中国では、現地生産を開始して日本生産品以上の高品質を付与した商品を投入、またタイにおいては周辺国を含めて急速に拡大するエコノミーゾーンをターゲットにしたセカンドブランド「GOO.NFRIEND」を新たに発売、さらに日本からの輸出販売では輸出先各国での品種・アイテム数を増加させる等の施策が奏功した。

中国・タイともにさらなる需要増が見込まれることから、生産設備の増強を行うとともに、海外3か国目の生産拠点として、内需拡大が著しいインドネシアに生産会社を設立し、工場建設を進めている(2015年末稼動予定)。

さらに、ベビー用に加えて韓国では、大人用紙おむつ「アテント」の本格販売を開始しており、日本同様の高齢化により市場拡大が見られる東アジアを中心に販売先を広げている。

今後は、保湿タイプティシュー等、「Elleair」ブランドの高付加価値紙製品の輸出等、各国で複合的な商品展開を進めていく計画。

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