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日本KFC/クラウド型トレーサビリティサービス導入

2010年07月05日 / IT・システム

日本ケンタッキー・フライド・チキン(日本KFC)は7月5日、インテックのクラウド型トレーサビリティサービス「i-TRe(アイトレ)」を導入したと発表した。

商品の原材料情報の収集管理を正確に、迅速にできる仕組みを構築し、5月から運用を開始した。

i-TRe(アイトレ)は、インテックがことし4月からサービスを開始した、食品の安全を安心につなげるトレーサビリティシステム。食品の提供者が、説明責任=アカウンタビリティを果たすための食品に関する情報の収集・管理と、流通履歴を把握できるトラック&トレースの仕組みをクラウド型のサービスとして提供している。

日本KFCは、食材・原材料提供企業とインターネットを通じて規格書を情報共有するための手段として、自社の要望を入れて開発されたi-TRe(アイトレ)製品仕様書サービスを活用することによって、業務効率化を実現しながら安全・安心への取り組みを強化している。

仕入事業者との電子ワークフローを活用した迅速な情報共有を実現。仕入事業者と日本KFC関係部門は、Webブラウザを利用してインターネット上でリアルタイムに規格書の内容を確認できる。電子ワークフローを用いて規格書の内容の承認や、否承認の場合の指摘ができるようになり、規格書の提出から承認までの時間を大幅に削減した。仕入事業者は無料でシステムを利用できるため、経費負担はない。

顧客からの問い合わせに対する回答の質の向上と迅速化を実現。収集された規格書は、i-TRe(アイトレ)上の一元化されたデータベースに格納されており、日本KFC内の各部門で閲覧が可能。これにより、品質情報に関わる顧客からの問い合わせに対し、より素早く回答することが可能となった。

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