J.フロント/サーバーを2拠点化
2013年03月08日 / IT・システム
J.フロントリテイリングは3月8日、事業継続計画(BCP)強化として、百貨店事業の店舗営業継続に必要なサーバ機能を遠隔地に増設、2拠点化すると発表した。
神奈川県横浜市にサーバセンター(横浜センター)を新たに設置し、既存の兵庫県明石市の明石センターと合わせて、東西2拠点化によるシステム体制を構築する。
営業継続に必要なデータのバックアップ機能を強化することにより、大規模災害発生時に被災を受けていない店舗の営業継続と被災を受けた店舗の早期再開を実現する。
今まで、グループの全国20店舗に必要なシステムのサーバは阪神大震災以上の災害にも耐える防災機能をもつ兵庫県明石市の明石センターに集約していた。
しかい、東南海大震災などの大規模災害の危険性も懸念されることから、明石センターの倒壊やサーバ自体の損傷がなかったとしても近畿圏の通信網が崩壊するなど想定外の事態も考慮し、遠隔地にBCPサーバを持つことが重要と考え検討をしていた。