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なか卯/「うなまぶし」販売、女性と高齢者層を開拓

2015年05月27日 / トピックス商品店舗

ゼンショーグループのなか卯は6月3日から、全国476店で「うなまぶし」(税込890円)の販売を行う。うなぎのメニューを本格展開するのは2年目。

<うなまぶし>
うなまぶし

昨年はうな丼を展開していたが、今年は皿を丼から重に変更した。うな重(790円)、特うな重(うなぎ2枚・1190円)を販売。新たに、薬味とだし汁をセットにした、うなまぶし(890円)と特うなまぶし(1290円)を投入する。

2015年は、7月24日の土用の丑の日に続き、8月5日に二の丑があるため、8月上旬までの販売を予定する。

<うな重とうなまぶしをそれぞれ味わえる>
うな重とうなまぶしをそれぞれ味わえる

すき家に比べるとなか卯の客層は、女性客比率が高いため、かきこむイメージのある丼ではなく、ゆったりと味わうイメージの重に商品を変更した。

<うなまぶし>
うなまぶし

商品開発に携わった須田壮一営業推進部部長は「なか卯も丼を中心としたファーストフードチェーンであり、女性一人や高齢者が入りにくいイメージがある。うなまぶしのようなゆっくりと味わうことができるメニューを投入することで、これまで来店したことのない女性客や高齢者を開拓したい」と語る。

<すき家ではうな丼を販売>
すき家ではうな丼を販売

すき家は、4月28日から9月中旬まで、うな丼(780円)、うな牛(880円)などのうなぎメニューを販売する。グループのスケールメリットを活かし、うなぎは共同調達するものの、味付けなど調理面で違いをだし、すき家となか卯、それぞれで味わいの異なる商品を開発している。

昨年から、うなぎメニューを本格展開したなか卯では、客数、売上、粗利とも上昇する効果があった。今後も季節感のある期間限定メニューを投入することで、お客の来店頻度を向上させていきたいという。

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