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淺草六区/新商業施設「まるごとにっぽん」、50店舗で17日オープン

2015年12月02日 / トピックス商品店舗

まるごとにっぽんは12月17日、東京・浅草に開業する「東京楽天地浅草ビル」1~4階に、商業施設「まるごとにっぽん」をオープンする。

<東京楽天地浅草ビル>
東京楽天地浅草ビル

施設のテーマは、風土巡礼で、観光地として国内外の多くで賑わい、日本文化を体感できる浅草で、地方事業者が、モノ・コト・ヒトの魅力を発信する。

フロア構成は、1階食品、2階日用品、3階情報発信、実演・体験、4階飲食で、合計売場面積は約3732㎡。年間集客想定は372万人以上、年間売上想定は30億円とした。

出店地の2014年6月の1日当たりの歩行者交通量は平日で2万5000人、休日で5万人。

毎年約2800万人の観光客で賑わい、伝統文化が根付く浅草に、全国各地の魅力が詰まった地域情報の統合拠点を作り、地方自治体や地方事業者が出店できる仕組みを構築することで、「真の地域振興の拠点」を目指す。

<1階イメージ>
1階イメージ

メインターゲットは、足元商圏の地域住民と首都圏在住の40代を中心とした女性。地方色豊かな旬の食材を提供するなど、浅草周辺の住民の暮らしの延長線上にありながら、多くの浅草来訪者にファンになってもらえる発信力のある施設を目指す。

1階は食物販のフロアで、全国から23店が出店。元蔵人のバイヤーがセレクトした約300銘柄の日本酒・国産ワインなどのお酒や、約1500種類以上の地方の隠れた逸品が購入できる「蔵」のほか、産地直送の生鮮品や、惣菜、食材などを提供する。

<2階イメージ>
2階イメージ

2階は、地域発の生活用品、雑貨のセレクトフロア。暮らしに息づくぬくもりが詰まった、丁寧な手仕事の品々を展開。

岡山県倉敷市のルームシューズ店「はぎもの舎」では、い草や炭などを用いて、心地よさにこだわたルームシューズを販売する。各地に伝わる伝統技術を生かした、チャレンジ精神に満ちた商品を提案する。

<3階イメージ>
3階イメージ

3階は、イベントスペース「おすすめふるさと」に出展する市町村を中心とした「旅の窓口」がテーマのフロア。出展する市町村の食材を使用した期間限定メニューが楽しめるカフェ「M/N」や、郷土料理の作り方を学べる料理教室「おいしいのつくりかた」を展開。そのほか、ふるさと納税窓口や移住・定住相談窓口などを設置する。

<4階イメージ>
4階イメージ

4階は旬の味覚を味わうことができるレストランフロア。1階の鮮魚店で販売する新鮮な魚を使用した海鮮丼などが楽しめる「海鮮若狭丸」や、愛媛県産を中心とした30種類以上の野菜ビュッフェ形式で提供する「チャーリーズベジタブル東京」など、旬の食材・厳選した素材にこだわった7店のレストランを展開する。

すでにブランドが確立された著名な商品を扱い、売上成果主義で販売スペースを構成している商業施設とは異なり、テナントのうち大半を東京初出店となる地方自治体と地方事業者とする。

大手の流通が難しい小ロット商品を直営ゾーンで販売する販路開拓支援、店舗内装と什器をまるごとにっぽんが用意し、初期投資を抑えたテナント出店支援など、出店者に「腕試し」の場所として活用してもらえるような仕組みづくりをする。

テナントに合わせたルールを設定し、販売の現場まで、コンサルティングとサポートする予定だ。

施設概要
所在地:東京都台東区浅草2-6-7
東京楽天地浅草ビル1~4階
交通:つくばエキスプレス浅草駅から徒歩1分
東武スカイツリーライン浅草駅から徒歩7分
東京メトロ銀座線浅草駅から徒歩8分
都営浅草線浅草駅から徒歩8分
売場面積:約3732㎡
階数:地上4階
店舗数:50店
駐車場:64台
営業時間:物販10時~20時
サービス10時~21時
レストラン11時~23時
https://marugotonippon.com/

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