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日本エム・ディ・エム/ジョンソン・エンド・ジョンソンと新契約

2009年08月19日 / 経営

日本エム・ディ・エム(東京都新宿区)は8月19日、ジョンソン・エンド・ジョンソン メディカルカンパニーと新たな販売提携契約を締結したと発表した。

日本エム・ディ・エムは昨年12月26日にジョンソン・エンド・ジョンソン メディカルカンパニーより、現行の独占販売代理店基本契約を解除する通知を受け、2009年末で契約解除が決定した。

しかし、日本エム・ディ・エムは、ジョンソン・エンド・ジョンソン メディカルカンパニーとその骨接合材料等商品の取組で、現在この商品を使っている病院・医師・患者に供給面・安全面での問題が生じないよう協議を重ねてきた結果、2010年1月1日以降の商品販売で新契約を締結したもの。

契約では販売提携期間中、両社はジョンソン・エンド・ジョンソン メディカルカンパニー製の商品の販売促進活動を協力して行い、日本エム・ディ・エムは現在扱っているジョンソン・エンド・ジョンソン製品を継続して販売し、必要な商品の供給を受ける。

提携期間内に発売される新商品はジョンソン・エンド・ジョンソンが販売し、日本エム・ディ・エムは販売に協力する。一方、日本エム・ディ・エムは物流関連業務の一部をジョンソン・エンド・ジョンソンから受託する。

契約期間は2010年1月1日から2012年6月30日の2年6か月。

契約期間終了時点で日本エム・ディ・エムに残るジョンソン・エンド・ジョンソン製商品、医療工具などは全て終了時点でジョンソン・エンド・ジョンソンに売却。さらに契約期間終了時点で発生が予想されるジョンソン・エンド・ジョンソン製商品・医療工具などの売却損失見積相当額35億万円を棚卸資産から評価減し、同額を特別損失に計上する見込み。

損失の計上で現在保有中のジョンソン・エンド・ジョンソン製商品・医療工具などで、将来発生する可能性のある損失は概ね解消できると見込む。

なお、業績低迷と既存在庫に係る特別損失計上の経営責任を明確化するため、沼田逸郎社長が取締役に退き、大川正男取締役管理本部・海外担当が21日付で新社長に昇格する。

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