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オークワ/ニチリウ商品と自社開発PBの取扱を強化

2010年10月04日 / 商品経営

和歌山のスーパー、オークワの大桑会長兼CEOが10月4日、東京都内で開かれた決算会見の席上で下期の商品政策としてプライベートブランドの取扱を強化する方針を明確にした。

<大桑会長兼CEO>

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大桑会長は「厳しい競合の中で、利益を確保するためには粗利益率の改善が必要で自社が加盟する日本流通産業(ニチリウ)の商品と直営の食品工場の商品を拡販することで粗利益率を改善する」という。

2011年第2四半期末のオークワの売上高に対するニチリウ商品の構成比は、食品21.0%(前年同期比0.6%増)、住居用品14.2%(2.4%減)、衣料品19.3%(0.2%減)となっており、主力の食品を中心に下期もニチリウ商品の取扱を強化する方針だ。

大桑会長は自身が代表取締役社長を兼務する日本流通産業での商品開発の取り組みに触れ、今期はメーカーと共同で数量をコミットメントして開発した戦略PBを強化しているという。

天然水、マヨネーズ500g、レトルトカレー200g、ストロベリージャム350g、ニッスイのちくわ、あずま食品の納豆を戦略PBとして位置づけた。

数量達成率は、天然水79.7%、マヨネーズ51.1%、レトルトカレー53.0%、ジャム66.0%、ちくわ57.8%、納豆57.6%で、第2四半期段階でいずれも50%を超える水準となっている。

オークワはニチリウ商品に加えて、2008年5月から自社開発PBとしてオーエコノミー、オークオリティを開発しており、第2四半期末で、オーエコノミー64アイテム、オークオリティ20アイテムの84アイテムを開発した。

今期末には、自社開発PBを100アイテムまで拡大する計画でニチリウ商品とあわせて拡販する方針だ。

なお、第2四半期末の部門別粗利益率は生鮮食品27.2%(0.3%減)、加工食品23.3(0.5%増)、住居関連用品26.2(0.3%増)、衣料品33.3(0.0%)となっている。

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