流通ニュースは、流通全般の最新ニュースを発信しています。





オークワ/岐阜県美濃市にスーパーセンターオープン

2010年11月20日 / 店舗

オークワは11月20日、岐阜県美濃市に「スーパーセンターオークワ美濃インター店」を開店した。スーパーセンター(Su.C)業態では9店舗目、岐阜県内では「スーパーセンターオークワ養老店」に続き2店舗目のSu.C業態となる。
<美濃インター店>20101120o-kuwa1.JPG
東海北陸自動車道・美濃インターチェンジを下りてすぐに立地。最寄駅である「松森駅」(長良川鉄道・越美南線)から1km徒歩約15分の距離に出店した。
美濃市が2006年から進める美濃インター前土地区画整理事業の一環で、投資額は11億円、目標年商は24億円で、投資回収は10年3か月を見込んでいる。
<福西拓也社長>20101120o-kuwa2.JPG
美濃インター店と道路を挟んで隣には、地元スーパー「カネスエ美濃店」がある。福西拓也社長兼COOは、「隣接するカネスエと切磋琢磨することで、商業集積としての魅力が出る。美濃市にスーパーセンターを出店することで、これまで美濃市から流出していた顧客のニーズをつかみ美濃市の活性化につなげたい」と語っている。
美濃市は人口2万3000人、7700世帯となっており、隣接する関市、郡上市、富加町までの半径10km16万5000人、5万6000世帯までを商圏として設定している。
<直営売場2000坪を生かした広々とした店内>20101120o-kuwa3.JPG
直営売場面積は6850㎡(2072坪)で、同社のSu.Cとしては標準的な店舗となった。取扱品目は食品9000品目、住居用品2万8000品目、衣料品3000品目、合計4万品目となっている。
売上構成比は食品76%、非食品24%を想定する。競合として隣接するカネスエ美濃店のほか、2km圏内にジャスコ美濃店、バロー美濃店がある。稲葉健店長は「価格訴求力のある地場スーパー、大手スーパーとの競合になるが、圧倒的な一番店が存在しない地域。驚きの価格と品揃えで、地域一番店を目指したい」と語った。
<什器の高さを低くして見晴らしを改善したドラッグ売場>20101120o-kuwa4.JPG
最新のSu.Cの改善点として、ドラッグ売場の什器を低くし、ドラッグ売場の見晴らしを改善した。庄司馨ディスカウント業態部ゼネラルマネージャーは「過去に作業性を重視し、トイレットペーパーなどを量販できる什器でドラック売場を囲ったところ来店頻度に課題が生じた。見晴らしの良いドラッグ売場で回遊性を高めたい」と語った。
<イヌ、ネコなどの鳴き声がする新型セルフレジ>20101120o-kuwa5.JPG
岐阜県下ではSuC養老店、西改田店に次ぐ3店舗目、オークワでは47店舗目(240台)の導入となるセルフレジを6台導入した。セルフレジは子供が遊び感覚で楽しみながら精算をする場面もあり、同店では、バーコードを読み取ると、イヌ、ネコ、ヒツジ、ヒヨコの鳴き声がする新型レジを採用した。
Su.C粗利21%、販管費18%を想定した業態のため、店舗人員の削減も課題となっている。開店当初は17名の社員を投入するが、店舗運営をパートに移管し、住居用品、衣料を1名の社員で対応するなど多能工化を進め、3~4人の社員を削減する計画だという。
店舗概要所在地:岐阜県美濃市松森322-2TEL:0575-33-2895建物構造:鉄骨造り平屋建て敷地面積:2万7015㎡(8172坪)建物延床面積:8969㎡(2713坪)直営売場面積:6850㎡(2072坪)取扱品目数:食品9000品目、住居用品2万8000品目、衣料品3000品目駐車台数:459台営業時間:9時~24時、年間休日:なし年商予定:24億円店長名:稲葉健従業員数:社員17人、パート・アルバイト8H換算59人、合計76人

関連記事

関連カテゴリー

最新ニュース

一覧