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H2O/2014年度売上高6100億円、営業利益300億円

2011年05月16日 / 経営

エイチ・ツー・オーリテイリングは5月12日、長期事業計画「グランプリ10計画ver.3」を発表した。2004年度に策定した「グランプリ10計画」が残り4年となったことに対応したもの。
2014年度の連結業績予想は、売上高6100億円、営業利益300億円、経常利益307億円、当期純利益175億円。経営指標としては、連結営業利益率約5%、株主資本利益率約10%、自己資本比率50%超を目指す。
営業利益の内訳は、百貨店事業255億円、スーパーマーケット事業27億円、PM事業15億円、その他事業10億円を計画する。
2011~2014年度までの投資計画は620億円。内訳は、阪急本店建て替え工事(2期)210億円、有楽町阪急リニューアル28億円、食品スーパー出店・改装76億円、JR大井町駅前開発(2期)61億円、個別宅配事業拡大25億円。
基本戦略は、「関西商圏における小売事業への集中的な投資」で、関西商圏で、百貨店、食品スーパー、個別宅配を中心とした小売事業に集中的に投資することにより、関西商圏におけるマーケットシェアの拡大を図る。
重点施策として、グループのフラッグシップ店舗の構築を実施。阪急うめだ本店の建て替え工事の完成後には、阪急うめだ本店8万4000㎡、阪神梅田本店5万3000㎡、阪急百貨店メンズ館1万6000㎡と、3館をあわせて15万㎡の売場面積に増床。梅田で、売上高3000億円を超える「超・本店」を構築する。
梅田における「超・本店」をフラッグシップに、そのブランドイメージを活用したハイグレードな郊外型百貨店、食品スーパー、個別宅配など小売事業を関西商圏において組み合わせて事業規模を拡大しながら、グループ全体で顧客の買いまわりを促進することにより、エリアにおけるグループでのマーケットシェア拡大を図る。
2014年度には、関西商圏で、阪急・阪神両本店に加え、郊外型百貨店9店舗、食品スーパー80店舗、個別宅配事業をあわせて、関西商圏での売上高5000億円を目指す。

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