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しまむら/福島第1原発から23kmの店舗で営業再開

2011年05月30日 / 店舗経営

しまむらは5月27日、福島県南相馬市の原町フャッションモールの「しまむら原町店」と「Avail原町店」の営業を再開した。
原町フャッションモールは福島第1原発から約23kmの立地にある商業施設だが、近隣住民の多くが自宅に戻り、十分な需要があることから営業を再開するという。
同店は震災後から営業を休止していたが、5月18日から20日にこれまで販売できなかった季節商品など店舗在庫のセールを実施。「近隣住民からも日常衣料が買えるしまむらの通常営業を求める声があった」(同社)。
営業再開にあたっては、店内にガイガーカウンターを設置し、店外と店内、商品の放射線量を測定した上で、店舗を開店する。放射線量は文部科学省が発表する放射線モニタリングデータの福島市の数値を基準値として採用。店舗と福島市の放射線量を比べて、営業を実施するかを判断するとしている。
原町フャッションモールの営業再開により、営業休止店舗は岩手3店、宮城1店、福島2店となった。福島第1原発から10km程度の距離にある福島県の浪江店、富岡店と堤防の決壊により建築確認が必要な岩手県の陸前高田店の3店舗は営業再開の見込みは立っていない。
同モールにある子供服専門店「バースデイ原町店」も6月11日に営業を再開する。

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